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【新型コロナ】例年と異なる夏山シーズン、ハイカーの心構えは 山岳関係者はかく言う

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カナロコ by 神奈川新聞

 新型コロナウイルスの影響で、今年の夏山はハイカーに求められる心構えが変わりそうだ。密集を回避するため山小屋が受け入れ人数を絞るケースがあるほか、利用者には寝袋の持参も推奨する。神奈川県内の山岳関係者は自粛に伴うブランクを指摘しつつ、「まずは近場で」と注意喚起。感染を防ぐため「少しでも体調に不安があったら登山を控えて」と呼び掛ける。  県内最高峰の蛭ケ岳(1673メートル)に立つ蛭ケ岳山荘は、緊急事態宣言の解除を受け、5月30日から営業を再開した。丹沢では営業を続けた山小屋もあったが、蛭ケ岳山荘は同7日から休業していた。  ハイシーズンになると、蛭ケ岳山荘には最大100人近くが泊まることもあった。だが、再開に当たり今夏は受け入れ人数を15人程度に圧縮することを決めた。布団の間隔を1~2メートル取るためという。枕カバーは使い捨てに変更。布団は使えるものの、杉本岳人副代表は「できるだけ寝袋を持参して」と求める。  表丹沢の麓に位置する秦野市は5月30日、秦野署、秦野ビジターセンターと連携してキャンペーンを実施。登山届を県警ホームページからインターネットで提出する方法をPRした。登山口で記入する旧来の方法は密集を生む恐れがあり、使い回した筆記用具からの感染も否定できないと判断した。  「自分の健康を第一に考え、熱があったら山には行かないで」と警鐘を鳴らすのは、県内の山岳団体でつくる県山岳連盟の水島彰治会長だ。登山中には他のハイカーと出会うことも多い。「もし発熱しているけが人や病人を発見したら、まず警察や消防に救助を要請してほしい。自分たちで救助する際はマスクと手袋、雨具を着て万一の感染を防ぐこと」と注意を促す。  さらに、自粛に伴いしばらく山から遠ざかった人には、「日帰りで短時間で登れる山に、3密を防ぐよう少人数で登ることから再開してほしい」と要請。細かい点では「食事やおやつは個包装のものを選び、ごみは別の袋に詰めてきっちりと縛り、他の人が触れないようにした方がいい」とアドバイスした。

神奈川新聞社

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