デートDV被害女性の訴え 高校時代の同級生から教室などで性暴力 学校・警察に被害相談しても「助けてもらえなかった」 交際相手の暴力「相談せず」が4割…なぜ?【news23】
「デートDV」とは、交際相手から受ける暴力のことです。三重県に住む大学生の女性は、高校時代に交際相手から教室などで性暴力を受けたと訴えます。しかし、被害を学校や警察に相談しても「助けてもらえなかった」と話しています。(「news23」11月21日の放送より) 【動画で見る】デートDV被害女性の訴え 高校時代の同級生から教室などで性暴力 学校・警察に被害相談しても「助けてもらえなかった」 ■教室でも…交際相手から性暴力 高校入学を迎えた春。憧れの制服に袖を通し満開の桜の下でおどけて撮った写真。 しかし、20歳になった女性は今、“高校時代の記憶”に苦しみ続けています。 大学2年 美咲さん(仮名) 「学校に対してや、加害者に対しての怒り、色んな思いを毎日めぐらせて生きている状態」 母親とともに取材に応じた大学2年の美咲さん(仮名)は、高校時代に交際していた同級生の男子生徒から性暴力を受けたと訴えます。 美咲さん(仮名) 「高校3年生の夏から秋にかけて同級生から性暴力を受けて。性暴力というのは学校の中でもあって、公園とか人目につく場所が多くて・・・」 最初に被害にあったのは近所のグラウンド。被害を打ち明けられた母親によると男子生徒から「花火をしよう」と呼び出され、角にある公衆トイレに連れ込まれたのだと言います。 美咲さんの母親 「この壁に手をつくように言われたそうで。下(の服)を脱がされて、後ろから逃げても押さえつけられて…」 他にも、近くの公園や、学校の空き教室に呼び出され性行為を強要されたという美咲さん。 男子生徒が、行為中の美咲さんの様子や次に会う日時などをグループLINEなどで友人に拡散したこともあったと話します。 美咲さん(仮名) 「加害者の家で被害を受けているときに、(友人)2人が突然、チャイムもノックもなしに部屋に入ってきて。笑いながら、見世物にされた感じで」 ■「一緒に死のう」脅され抵抗できず… 別れ話を切り出せば逆上され、「一緒に死のう」と脅されたと言います。 美咲さん(仮名) 「嫌だって言ったが脅されたりもしたので抵抗できずに…途中から嫌だという気力もなくなって、自暴自棄の状態に今思えばなっていた」