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【ラグビー】「試合からいちばん遠くにいた」小林健太郎(キヤノン)のやりたいこと。

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ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 同志社大学時代には、自身がラグビーと関わる上で大切にする「貢献」の意識を強くした。  同期だけでも40人いた大所帯。全員がプレーヤーでは成り立たない中で、自分たちが最上級生になる頃いろいろ考えた。 「みんなでの話し合いの中で、プレーしたい思いを諦め、アナリストやトレーナー(への転身)に手を挙げてくれた仲間、その涙を見ました」  自分自身はラストシーズンの春に右ヒザの前十字靭帯を断裂。絶望感を感じたが、リハビリへの真剣な取り組みや、復帰を諦めない強い気持ちを示すことがチームの力の一部になると信じた。  必死な取り組みにより、半年と予想されていたリハビリ期間は4か月で済み、紺×グレーのジャージーは大学選手権4強にまで進出。  チームは、ピッチに立つ23人だけでは成り立たない。多くの人の情熱が絡み合った1年を過ごし、あらためて、そう思った。  競技生活を終えたいま、自分の歩んできた道で得たものをチームに返していけたらいいな、と考えている。 「選手でできなかったことをイーグルスに還元していかないと申し訳ない。チャンスがあるなら、バックヤードでチーム運営に関わっていきたい」と話す。  自分のことを「試合からいちばん遠くにいた存在」と表現する。 「そういう選手が、いちばん勝ちたいと思う。そういうチームって、強いですよね。そこにいた経験がある人間として、やれることがあると思っています」  競争を勝ち抜いた選手たちは称えられるべきだ。ただ、その23人だけでは勝ち抜けない。それは、カテゴリーに関係なく共通だと信じる。  試合に出ていない人たちがどれだけ頑張るかでチームは変わる。  この3年間でちょっぴり後悔するのは、「コーチ陣を含め、上の人たちともっと対話すればよかった」と感じることだ。 「プロフェッショナルな集団なので結果がすべて。それが前提ですが、やはり、見てもらえているかどうか伝わると、より頑張れる。みんなよくしてくれたので、僕はひとりになることはなかったのですが、それでも、(待つだけでなく)もっと自分から仕掛け、もっと話せばよかったかな、と思います」  誰も置いていかない。誰もが勝ちたい。  イーグルスがもっと高く羽ばたくために、自分だからできることをやれたらいいな。  26歳になったばかり。時間はたっぷりある。

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