30歳・7000万円でFIREを達成した投資家の学生時代はどうだったのか「中学生時代から為替に興味があった」
慶応大在学中にFXに夢中になる
そして大学に入ってから始めたのが、FXでした。当時は「早く資産形成をしたい」という思いが強く、FXの当たれば大きい点、手数料が安い点に惹かれたのです。当時のFXの手数料は、外貨預金の10分の1以下くらいでしたからね。 ちなみにFXを始める原資の一部となったのも、FFⅪがきっかけで得たお金でした。プレイヤーの中には、「お金はあるけど時間はない」社会人もたくさんいました。時間を費やしてゲットしたレアアイテムは現実世界で価値があり、1個数万円を得られることもあります。 このころ、日本株への投資も少しずつ始めました。当時買っていたのは、日本郵船やソフトバンクといったメジャーかつ割安感のある大型株です。スタイルとしては1か月~数か月での売買を繰り返す形でした。大学時代に得た利益は数十万円ほどだったと思いますが、当時は元手も少なかったので、そこまで悪い結果でもないと思います。 さて、大学に入学してからしばらくは怠惰な生活を歩んでいたわけですが、人生の転機となる出来事が起こりました。それが中国へのツアー旅行の参加です。ツアーで中国人と片言の中国語で語り合ったことが非常に印象深かった私は、好奇心と興味が高じて、中国の最高学府である北京大学への留学を決めたのです。 現地では、自分の人生を真剣に生き、夢を語る諸外国の人々に出会いました。そして人生に画一的な正解はなく、価値観はまことに多様であることを深く知りました。そこから、寸暇を惜しんで学ぶことに決めたのです。 入社初日に絶望
穂高唯希