他人の目を気にし過ぎず、自分の評価は自分が決める。ゆりやんレトリィバァさん流「ほっとけ!」の精神
減量は「何を食べてはいけない」「何を抜かないといけない」ではなく「何を摂るか」「どれくらい摂るか」
トレーニングや食事制限と考えると「我慢ばかりで辛そう」「大変だから続かない」と思う人も多いはず。しかしゆりやんさんは「トレーニングは結果につながるから辛くないんです」ときっぱり。一番苦労したのは食事だったと振り返ります。 「トレーニングは痛い・きつい・しんどい。でもそれは拷問じゃなく未来に続くことで、やればやるほど結果につながります。だからやめる必要も理由もないんです。私にとって一番の難関は食事だったと思います。それまではずっと不摂生、暴飲暴食、暴飲(ボウイン)グ・マイウェイでしたから。 普通、減量というと“何を食べてはいけない”“何を抜かないといけない”がルールだと思っていましたが、友さんからは“何を摂るか”“どれくらい摂るか”を教わりました。“やってはいけない”ではなく“やる”行動の選択なので、ポジティブに自分からできるようになります。食事で何が必要か理解できれば、自分で選択肢を広げて応用できる。それは今までとはまったく違う感覚でした」
リバウンドしなかったのは、体づくりの構造を理解しポジティブな思考を身につけることができたから
トレーニングを始めてからは役作りで体重を増やしたことはあってもリバウンドはなし。その理由は、体づくりの構造を理解しポジティブな思考を身につけることができたから。食事やトレーニングを通じて“行動するほうが楽”“気持ち良くいられる”と体が理解すれば、自然と生活習慣として身に付いていったそうです。 「例えば“寒いから上着を着る”みたいに、自然な感覚で“昨日食べすぎたからこれくらいにしとこう”“気持ちがいいから運動しよう”と習慣化できれば、やめる理由がなくなります。とはいえ、どんなに体にいいものも食べすぎたら一緒だから、まずは食事を人並みの量にすること。腹八分目、炭水化物は1食握りこぶしひとつ分。それをコントロールするのが大変でした。 あとは“こんなにやっているのになぜ変わらないんだろう”という停滞期はしんどかったですね。だけど、不思議と“止めよう”“もうええわ”とならなかった。そっちに行くと後で戻るがしんどいと分かっているから、自然とそういう選択ができたんだと思います」