「なんでこうなった」「経験したことのない豪雨だった」初めての海外で経験したとんでもない現実。しかし最後には念願の…
気になるお風呂とトイレは?
お風呂はもちろん湖。トイレももちろん湖です。住人曰く、排泄物は沈むから大丈夫なんだそうな。「郷に入らば郷に従え」という言葉がありますし、それでなくとも灼熱で大汗を掻いたかと思えばスコールでずぶ濡れになり、それが湿度・温度の高い気温でゆっくり乾いていくものですから、中々不快です。私はそれらを両天秤にかけた結果、毎日水上小屋から湖に飛び込んでいました。真水に飛び込むのは案外気持ちの良いものです。
水上小屋は釣り人にとってパラダイス
このような生活をしつつ、暇があれば釣り竿を出します。水上小屋の近くにいる魚たちは、水上小屋から捨てられる残飯や明かりに集まってくる虫を食べているので、餌には全く困りません。ダラダラしながらブッコミ釣りでワラゴアッツーなどのナマズのアタリを待つのもよし。 目視できるインディアンナイフフィッシュやマーブルゴビーをひたすら釣るのもよし。と、釣り人にとってはパラダイスのような空間こそが、水上小屋なのです。
タイの真骨頂は釣り堀文化!
さて、ここまではタイの奥地、カオレムダムでの生活をご紹介しましたが、実はタイにはネイティブフィールドに勝るとも劣らない素晴らしい釣り文化があります。それは各地にある釣り堀です。 例えばカオレムダムのような場所に行くとなると、旅行の片手間では中々難しいですし、短期間で無理やり行っても時間的に満足する釣りはできないかもしれません。ですがバンコクには、手軽に気軽に海外の魚を釣ることができる釣り堀も多く存在します。例えば私が訪れたパイロット111という釣り堀は、かなり安価な料金で入場でき、タイ国内の魚が放流されている池で釣りをすることができます。 ここではバラマンディやチャドーの他にも、スポッテッドナイフフィッシュやアジアンレッドテール、プラーサワイなどを釣ることができます。
100kg以上のオオナマズを狙えるブンサムランフィッシングパーク
また、ブンサムランフィッシングパークでは100kg以上にもなるメコンオオナマズを狙うことができます。基本的にレストランも併設してありますし、ブンサムランに至ってはコテージのような戸建ての空間を借りて、お酒を嗜みながら釣りを楽しむこともできるのです。 当時の私はコテージを借りるのはおろか、お酒一杯買うことすらできませんでしたが、そのうち再訪して、昔を懐かしみながらメコンオオナマズを釣りたいものです。(ちなみにブンサムランは新しくなって場所も変わったようなので、久々に行かれる方は要チェックです。)