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コロナの時代「いまこそ葬儀はご自宅で!」 僧侶が提案、感染防止で進む縮小化を逆手に

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 新型コロナウイルスの拡大は葬儀のあり方にも変化を強いている。著名人の訃報記事などで「家族葬で済ませた」という記述が珍しくなくなったように、参列者を制限したり、日程を減らすなどして簡素化したりと縮小化の流れが進む。寺院関係者からは先行きを心配する声も上がるが、その一方で〝緊急事態〟を逆手にとった葬儀を提案している僧侶がいる。いわく「いまこそ家族葬はご自宅で!」。そのこころとは。(共同通信=松森好巨)  ▽「会葬者の人数減った」9割  そもそも、新型コロナは葬儀の実施にどのような影響を与えているのだろう。  この点、大正大地域構想研究所・BSR推進センターが5月にアンケートを実施し、全国各地の寺院住職ら517人から回答を得ている。それによると、葬儀がどのように変化したかの問いに88・6%が「会葬者の人数が減った」と答え、「(通夜を行わない)1日葬など葬儀の簡素化」という回答も41・0%に上った。葬儀の簡素化傾向は、特に東京で際立って高かったという。自由記述をみると―

 「法要や葬儀を簡素化あるいは開催しないことを、新型コロナウイルスが後押ししてしまった。一度楽なことを覚えると元の面倒なやり方には戻らないかもしれないという不安」  「過度な簡略化によって正式な意義を体しなくなり、更なる簡略を招くという負の連鎖を恐れています」  新型コロナの影響が今だけでなく将来にわたって広がることを危惧する声がいくつもあった。  ▽「家でできるんですか」  「自粛、自粛の世の中ですが、寺まで規制一辺倒でいいのでしょうか。コロナを恐れて何もしなくなっては我々の存在理由はなくなりますよ」  東京都稲城市。多摩丘陵の端に位置する普門庵(ふもんあん)を訪ねると見城宗忠(けんじょう・そうちゅう)住職(64)はそう言って警鐘を鳴らしていた。在家の出身ながら大学卒業と同時に仏門に入り、平成の世を迎えると同時に普門庵の住職に就任。檀家数の少ない小規模寺院で〝経営〟は容易ではなかったというが、多摩ニュータウンが隣接し人口増加の著しいこの地で30年以上にわたって法灯をともし続けてきた。

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