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【車いすバスケリレーインタビュー 男子Vol.2】湯浅剛「野球一筋から車いすバスケで代表候補に」

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バスケットボールキング

インタビューした選手に「現在成長著しい選手」「ライバルだと思っている同世代選手」「ベテランから見て将来が楽しみだと思っている若手」「若手から見て憧れているベテラン」などを指名してもらい、リレー方式で掲載するこの企画。車いすバスケットボール選手の個性的なパーソナリティーに迫っていく。 【車いすバスケリレーインタビュー 男子Vol.1】 香西宏昭「20年目でも色褪せない車いすバスケへの思い」 文・写真=斎藤寿子  海外でもプレーし、世界のトップクラスで活躍し続ける香西宏昭(NO EXCUSE)。その彼が、「尊敬する選手」として真っ先に名を挙げたのが、湯浅剛(NO EXCUSE)だ。2人は今年、チームの“ダブルキャプテン”を務めている。「真面目で努力家」。周囲の誰もがそう口にする湯浅とは――。

大きな後悔の念を抱いたプレーが教訓に

 もともと野球選手だった湯浅。高校時代には、プロのスカウトが視察に訪れたこともある。大学時代には、レギュラーとして全国大会に2度出場を果たしている。  車いすバスケットボールと出合ったのは、22歳の時。大学卒業を間近に控えたていた頃、スキーでけがを負い、入院先の病院でのリハビリで初めて知ったのだ。  退院後、東京のクラブチーム「NO EXCUSE」に加入した湯浅は、2年後には主力として活躍。日本選手権(18年より天皇杯を下賜)では、これまで3度、決勝の舞台を踏んだ。しかし、いずれも現在11連覇中の宮城MAXに決勝で敗れ、初優勝はお預けのままとなっている。  なかでも湯浅の心に今も色濃く残っているのは、18年の決勝だ。40分で決着がつかず、延長戦へ。お互いに一歩も譲らないシーソーゲームが続き、試合の行方はまったくわからなかった。 流れが変わったのは、同点で迎えた延長1分半。相手のビッグマンがシュートモーションに入ったところに、湯浅が強めのチェックに行った。これがファウルとなり、バスケットカウントに。フリースローも決められ、3点差となった。すると、ここからじりじりと点差を広げられ、NO EXCUSEは敗れた。 「ファウル覚悟で行くんだったら、シュートを入れられてはいけなかったんです。でも、『ファウルはダメだ』ということがやっぱり頭にあって……中途半端なプレーで相手に流れを渡してしまいました。優勝するにはまだまだ力が足りていなかった。でも、今度はあの時の教訓を活かして、絶対に優勝を逃したりはしません」  次は、必ずチーム初の栄冠を手にするつもりだ。

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