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引く手あまたの「ドローン整備士」、全国各地から毎月数百機の整備依頼あり 中国

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CNS(China News Service)

【CNS】中国・湖南省(Hunan)瀏陽市(Liuyang)大圍山(Daweishan)の山奥で、ドローンを素早く分解し、顕微鏡でメインボードの不具合をチェックし、修理方法を決め、パーツ在庫を確認し修理を開始する。孔凡焱(Kong Fanyan)さんの手にかかると、壊れたドローンは幾らも時間をかけずに、元のように生き返る。  今年で38歳になる孔さんは毎日、中国各地の顧客から送られてくるドローンの整備をしている。その習熟した手法と卓越した技術により、顧客からは「ドローン整備の大師」と呼ばれている。  近年のドローン市場拡大に伴い、「ドローン整備士」は労働市場で引く手あまたの新職種となった。公開されたデータによると、2018年の中国ドローン登録ユーザー数は27万件を超え、2019年には37万件に達した。  孔さんは以前、深セン(Shenzhen)で働いていた際、あるドローン製造会社のアフターサービス部で働く機会を手にし、それ以来、ドローン整備と関係するようになる。2016年に家族の関係で深センでの仕事を止め、実家の瀏陽市にもどることとなる。  実家に戻り、親戚からの依頼で靴の加工を始めようと準備をしていた孔さんだったが、深セン時代に知り合ったドローン仲間から次々とドローンを送るから直してくれとの連絡が来たという。  ドローン仲間の口コミでうわさが広まり、「ドローンの整備だったら孔さんに」と指名する顧客が増え、現在では孔さんのところに持ち込まれるドローンは300機を超えるようになった。顧客は浙江省(Zhejiang)、甘粛省(Gansu)、江蘇省(Jiangsu)など中国全土にまたがる。  孔さんは微信(ウィーチャット、WeChat)やQQなどの大手SNSプラットフォームで修理依頼を受け付けるほか、大手ネット通販の「淘宝(タオバオ、Taobao)」でドローンの整備ショップをオンライン出店し、安定した固定客と補修部品の供給源を確保した。中国各地からの注文を受けているので、整備件数はほかのドローン専門整備工場よりも多いとのことだ。 「自分の家まで直接配達してくれる宅配業者はたくさんあるので、商品の発送も受け取りも便利だ。現在の市場では、ドローン専門の整備工場はほとんどない。一般的にはディーラーが同時にアフターサービスも引き受ける形がほとんど」 「以前は、全国のドローンユーザーは数えることができる程度だったが、この数年は、ずいぶん増えて来た。ドローンの整備は専門性が強く、一人前になるには一定の難しさがあるので、今後はますます必要とされるだろう」 (c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

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