【ソフトバンク】石川柊太FA争奪戦は「長期化」確実 12月から再交渉スタート
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)宣言した石川柊太投手(32)を巡る争奪戦が長期化することが確実になった。 29日にみずほペイペイドームで取材に応じた石川はこの日までにオリックス、巨人、ヤクルトと交渉を終え、近日中にロッテと交渉の席につく予定であることを明言。残留を求めるソフトバンクを含めた5球団による大争奪戦の進捗状況について「絞りづらいというのが現状です」と率直な思いを吐露し、悩める胸中を明かした。 今週中に福岡でヤクルトに加え、巨人とも交渉を終えていた。公の場で初めて巨人との接触を認め、獲得を熱望する阿部監督から電話で直接ラブコールを受けたことを明かした。「どうしても必要という話をしてもらいました」。交渉の席では3年6億円規模の提示を受けた模様で、ストレートな思いに誠意を感じ取った様子だった。 一両日中にロッテとの初交渉に臨み、最初の判断材料が近日中にも出そろうことになる。ここまで各球団の条件提示に大きな差はないとみられる。オリックス、ヤクルト、巨人との交渉の席には妻でタレント(元SKE48)の大場美奈さんも同席。プレーヤー視点、家族の視点で最良の選択を目指す。 全力で慰留に努めるソフトバンクは宣言残留を認めており、石川とロッテの交渉後に再交渉の場につく方針。「今のところすべて(の球団が)誠意を持ってくれている。ここからですね」と語った石川。今オフFA市場最大の人気銘柄を巡る動きが、ここから本格化する。 (金額は推定)
東スポWEB