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「半沢直樹」最大の危機“第1部と第2部の谷”をどう乗り越えるか

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オトナンサー

 毎週、放送中から放送後にかけて、ツイッターのトレンドランキングを席巻するなど、今夏最大の話題作となっている「半沢直樹」(TBS系)。2013年に放送された第1弾から、7年の時が過ぎ、コロナ禍の影響で3カ月スタートが遅れたことを忘れさせる快進撃を見せています。  世帯視聴率は第1話22.0%、第2話22.1%、第3話23.2%、第4話22.9%と高水準をキープ。ちなみに、ここまでの数字は今年放送されているドラマのトップに当たるものです。  しかし、前作の世帯視聴率は第1話19.4%、第2話21.8%、第3話22.9%、第4話27.6%、第5話29.0%、第6話29.0%、第7話30.0%、第8話32.9%、第9話35.9%、第10話42.2%と一度も下がらず右肩上がりで終了しました。そのため、ネット上に「続編の第4話で、ついに『半沢直樹』の視聴率が下がった」というコメントを見かけたのです。

前作でも、唯一上がらなかった

 ただ、そのコメントは間違いではないものの、現実を正しく伝えているとは言えません。個人視聴率は第1話13.4%、第2話13.6%、第3話14.1%、第4話14.8%と、いまだ右肩上がりの快進撃が続いているのです。  世帯視聴率は「どれだけの家で見ていたか」、個人視聴率は「どれだけの人が見ていたか」を示す指標。以前は家族そろって同じ番組を見ていたため、世帯視聴率を使用していましたが、家族それぞれが見る番組が違う現在は個人視聴率がメインの指標に変わりました。  また、個人視聴率は精度が上がった上、年齢性別のデータも分かるなど広告主にとってメリットの大きい指標。つまり、商品のターゲット層が多い番組にピンポイントでCMを届けられる指標のため、個人視聴率が右肩上がりの「半沢直樹」は勢いが衰えていないことになります。  そんな順風満帆な「半沢直樹」が唯一、「危ないとしたらここ」と言われているのが、第1部と第2部の切り替わるタイミング。8月9日に放送された第4話で、半沢直樹(堺雅人さん)の出向先の東京セントラル証券での活躍を描いた第1部が終了し、16日から東京中央銀行に戻る第2部がスタートしますが、「ひと息ついたこのタイミングが危ない」と言われているのです。  もともと、続編は池井戸潤さんの小説「ロスジェネの逆襲」を第1部、「銀翼のイカロス」を第2部としてドラマ化するぜいたくな構成。2冊の小説を凝縮した物語となるため、第1部も第2部も盛り上がることは間違いなさそうですが、だからこそ、谷間となる16日の第5話が不安視されているのでしょう。  実際、右肩上がりだった前作でも、第1部から第2部に切り替わる第6話は前述したように、世帯視聴率は唯一、前週と同じ数字にとどまりました。下がってこそいないものの、上がらなかったのです。

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