ポストSで株を上げたマー君はヤンキースに残るのか?
ニューヨーク・ポスト紙のコラムニスト、ジョエル・シャーマン氏は20日付けの電子版で、ヤンキースは5年総額1億ドルに切り替えるのでは、具体的な数字を挙げていた。それは落とし所としては妥当と映るものの、その場合、田中の年俸は下がる。仮に、カブスあたりが6年総額1億4,000万ドル(約154億円)もの巨額契約を提示した場合、ヤンキースはどう出るのだろう。 そんな中で、結局のところ行方は、田中自身がどこにプライオリティを置いているのか、ということになる。 期限は、ワールドシリーズが終わってから3日以内。もしもワールドシリーズで登板し、さらに好投を続けていたら、それはもう少し容易だったかもしれないが、果たして短い時間の中でどんな答えを出すのか。 なお、今オフの先発投手市場は人材が乏しく、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタの他にエース級は見当たらない。その点では、田中に追い風が吹いている。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)