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医療費で意外と知らない「保険適用」か「自費負担」かの境界線

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マネーポストWEB

 医療費で保険が適用されない項目の代表といえば、先進医療だ。「評価療養」と呼ばれ、将来的に保険が適用される可能性のある治療法が含まれる。一方、意外と知らない自費の診療項目もある。それらを把握して、思わぬ負担増を避けることが大切だ。 【表】病院・薬局に払っている「無駄なお金」の見直しリスト56

「セカンドオピニオン」とは主治医が提示した治療法や診断について、他の医者に意見を求めることだが、全額自費になる。自身もがん治療の経験があるファイナンシャルプランナーの黒田尚子氏は、注意点をこう語る。

「セカンドオピニオンは1時間で約1万円以上、さらに30分単位で加算されるので高額になります。単に“主治医の話がよく分からないからセカンドオピニオンを求める”という姿勢では、良い結果は得られないでしょう」

 時間制限があるため、患者側にもある程度の理解力が必要だという。

「主治医のファーストオピニオンを理解せずに、漫然と意見をもらいに行っても、有料の時間が長くなるだけです。

 まずは主治医に質問を重ねて、ファーストオピニオンの内容を理解してください。それでも納得できない場合は、セカンドオピニオンに行く前に質問リストを作り、知りたいことをあらかじめ整理して臨めば、時間内に充実した話を聞けるはずです」

 さらに、自費になる項目で意外とお金がかさむと黒田氏が挙げたのが、病気やケガの診断書だ。

「会社を休んだり、加入している民間の医療保険会社に申請するために、診断書が必要になることがあります。その価格はさまざまですが、1通あたり2000円から1万円ほどが相場です。何通も診断書が必要であれば、あっという間に数万円が消えることがよくあります」

 民間保険の申請には診断書原本の提出を求められることがほとんどだが、「最近では診断書のコピーで認められるケースも多くなっています。必ず確認をしてください」と黒田氏は言う。

 塵も積もれば山となる。細かい部分を確認するだけで、負担は大きく変わってくる。

※週刊ポスト2020年5月22・29日号

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