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東芝、AIで自車両の動き推定と他車両の動き予測

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EE Times Japan

2023年度の実用化を目指す  東芝は2020年6月、車載カメラと慣性センサーを用いて、自車両の動きを高い精度で推定する「自車両の動き推定AI」と、周辺車両の将来の動きを高精度に予測できる「他車両の動き予測AI」を開発したと発表した。今後、公道などの実環境で評価を行い、2023年度の実用化を目指す。  開発した「自車両の動き推定AI」は、カメラや加速度センサー、角速度センサーで収集するデータに対し、車両の動きに応じてそれらの有用性を判定。その上で変化があるセンサーのデータのみを組み合わせて車両の動きを推定することにした。高速道路などでは走行する速度が一定で、センサー値が変化しないこともある。これらのデータを取り除くことで、推定精度の低下を防ぐ。  公開されているデータセットを用いて、自車両の動き推定AIを検証した。カメラと慣性センサーによるデータを基に推定する従来手法に比べ、開発した手法は誤差が40%も低減した。カメラのみ使った場合に比べると、82%も誤差を減らすことができたという。  一方、「他車両の動き予測AI」は、道路形状などを一般化した幾何学的な特徴をディープラーニングで学習しており、さまざまな形状の道路に対応することができる。車線ごとの動き予測と、いずれ走行する可能性が高い車線を予測する2段階構成となっている。公開されているデータセットを用いた実験では、他車両の将来位置予測(4秒先の位置の予測)において、従来手法に比べ誤差を40%以上も削減できた。これは世界最高レベルの精度だという。  東芝は、自動車やドローンなどにおける安全性の向上や自動走行・自律移動を実現するために、開発した2つのAI技術の実用化を急ぐ。

EE Times Japan

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