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京極時代の石垣初確認 小浜城跡で福井県が発掘調査

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 福井県小浜市城内1丁目で進められている「小浜城跡」発掘調査で、築城した初代小浜藩主京極高次(きょうごくたかつぐ)時代の石垣が初めて確認された。県埋蔵文化財調査センター(福井市)が4日、報道向けに説明会を開いた。担当者は「今に残る天守閣の石垣はその後の酒井家が造ったものだが、見えないところで京極家時代の石垣が残っていた」と話し、12月まで続く調査で「大手門を発掘したい」としている。  西は小浜湾、北を北川、南を南川に囲まれた小浜城は1601年に若狭国に入った京極高次が築城を開始。京極家が出雲転封後に入国した酒井忠勝(ただかつ)が34年以降に引き継ぎ、36年に天守閣ができ、城は45年に完成した。しかし、1871年の火災で城の大部分が消失。74年には廃城令によって天守閣も解体され、現在、本丸跡に小浜神社が創建されている。  発掘調査は国道162号の拡幅工事に伴い、今年で3年目。6~12月に城の正面玄関「大手門」があったとされる小浜簡易裁判所敷地を含む周辺の660平方メートルで実施。江戸時代の絵図で「三の丸」があったとされるエリアで、これまでに半分の発掘を終えた。  見つかった石垣は縦2~3メートル、横約15メートルのL字型で高さ2~3メートル。大手門に向かう道沿いに設置されていたとみられる。大きいもので直径約2メートルの花こう岩が積み重なり、隙間には小石が敷き詰められている。石をあまり加工せず、野面積みのような積み方をしていることや残っている当時の絵図から、京極家時代のものとみている。  ほかにも、石垣には石を割るために金属のくさびを打ち込む「矢穴(やあな)」、二つの丸が重なった刻印を確認。石垣周辺からは、やぐらや塀に葺かれていた赤、黒色の瓦も見つかった。担当者は「このまま掘り進めば、大手門もそのまま残っているかもしれない」と期待している。  一般向けの現地説明会は6日午前10時~同11時半、午後1時半~同3時に開かれる。無料。問い合わせは小浜城跡発掘現場事務所=0770(64)5853。荒天中止。

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