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新型コロナは「性感染症」でもある…キスでうつることを忘れてはいけない【コロナ第2波に打ち勝つ最新知識】

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日刊ゲンダイDIGITAL

【コロナ第2波に打ち勝つ最新知識】#16  感染症は、感染経路さえ遮断すれば人にうつらない。  一方、新型コロナウイルス感染症は飛沫でうつる。だからこそ「マスクの着用」「横を向いて小声で話す」「料理に飛沫をかけない」「飛沫が付着した可能性のあるドアノブなどを触らない」などの対策が求められている。  ところが、マスクの着用をめぐり街中で暴力事件が発生するほど神経質になりながら、日本ではいまだに見逃されている感染経路がある。「性的な接触」での感染だ。公衆衛生に詳しく、各地で新型コロナウイルス感染症の対策を指導している医師の岩室紳也氏に聞いた。 「新型コロナウイルスが咳などに含まれる飛沫で感染することや、唾液を使ったPCR検査、抗原検査が行われていることからもわかるように、新型コロナウイルスは唾液の交換が起こるキスで感染します。というか、キスで交換する唾液の量は飛沫と比べれば膨大なので、感染リスクは非常に高いです。しかし、このことが日本人の常識になっていません。新型コロナウイルス感染症はキス病であり、性感染症の一面があることを誰も言わないからです。それが家庭内感染増加の理由かもしれないのです」  性感染症とは、「性的接触によって感染する病気」と定義されている。そのため、普通の性器の接触による性交やオーラルセックス、アナルセックスによる感染症のイメージを持つ人が多い。  そのせいか、中国で新型コロナウイルス感染症と診断された男性患者38人のうち6人の精液から新型コロナウイルスが検出されたと報じられた5月ごろには、セックスに対する警戒心も生じた。  しかし、精液にまぎれているウイルスが感染力を持つとは限らない。実際に精液を介して感染した事例がないことなどが指摘されて、緊張感は低下した。 「しかし、お互いの性器を触っているなら、おそらくキスもしているでしょう。新型コロナウイルスは唾液を通じて感染します。唾液での感染力が強い新型コロナウイルス感染症は、ある意味で性感染症的な側面があるのです。だからこそ、欧米では政府が新型コロナ禍でのセックスをアドバイスするほど、セックスに対して慎重になっていますが、日本にはその意識が足りない」 「株式会社TENGA」が日本人の20~50代の男女計960人を対象にアンケートを実施してまとめた「コロナと性」によると、「平時」と新型コロナが流行し始めた「流行期」のセックス回数を比べると、「月10~19回」(3・5%→3・1%)、「同5~9回」(10・9%→9・1%)、「同1~2回」(26・3%→23・5%)、「同0回」(43・4%→49・2%)と多くはセックス回数が減る傾向にあったものの、続けている人は意外に多く、「同20~29回」(0・6%→1・7%)の人数は倍増している。 「キスは愛情の確認だからどうしても外せないという人は、ディープキスは避けて、キスの前後に飲み物を飲むといいでしょう。それだけでも咽頭粘膜と接触するウイルス量を減らし、感染リスクを低下させるはずです」

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