市街地も雪化粧 阿東徳佐24センチ[山口県]
強い冬型の気圧配置となった山口県内は10日にかけて各地で降雪や厳しい冷え込みに見舞われ、市街地でも積雪が観測された。下関地方気象台によると、山口県では大雪の恐れはなくなったものの、引き続き積雪や路面凍結による交通障害に注意するよう呼びかけている。 気象台のまとめでは、10日の最大積雪量は山口市阿東徳佐24センチ、美祢市秋吉台8センチ、宇部市5センチ、下関市竹崎町4センチ、山口市前町3センチ、萩市1センチ。最低気温は県内16観測地点全てで氷点下を観測する厳しい冷え込みとなり、徳佐で氷点下7・3度、秋吉台で同6・2度、下関市豊田町で同5・7度、岩国市錦町広瀬で同5・3度など15地点で今シーズン最低を記録した。 県内の上空約1500メートルに氷点下12度以下の強い寒気が流れ込んだためで、風が強く吹いた地域もあり、9日深夜には下関市竹崎町で最大瞬間風速20・0メートルを記録した。 下関市の市街地では10日朝、雪がうっすら積もった道路を慎重に走る車や足元に気を付けながら通勤を急ぐ人の姿が見られた一方、友達と雪遊びをしながら登校する子どもたちのはしゃぎ声も聞かれた。