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悩む学校 意見割れる教員 受験迎える高3指導、授業時間か入試対策か 休校明けから1週間

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沖縄タイムス

[新しい社会のカタチ 沖縄の今]  県内多くの小中学校や高校などが21日に再開してから1週間がたった。学校現場では密を避けるバスの増便や校内消毒など、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じている。一方、学習の遅れを取り戻そうと、時間割や年間指導計画作りで苦労している学校もある。(社会部・徐潮、銘苅一哲) 「生活できない…」塩水飲んで空腹を満たす コロナで失われた日常、タクシー運転手の苦悩  北谷町の北玉小学校は国道58号を挟んで離れた校区の生徒のため、従来運行していた通学バスを1日当たり3便から5便に増やし、乗車率を半分にすることで「密」を防止。車内では座席を互い違いに座り、バスを降りて登校する際も距離を保って一列で歩く。  山城亨校長は「バス増便のほか、放課後は教員が校内を消毒するなど、感染防止に気を付けている」と話す。「生徒を元気づけるため、握手や肩にタッチするコミュニケーションを重視していたが、今はちゅうちょしてしまう」と新しい生活の中での戸惑いも漏らした。  6月から本格的に授業を始める本島南部のある県立高校。時間割や夏休みの短縮を巡り、教職員の意見が分かれている。教頭によると、従来は授業のない夏休み期間を使い、大学の推薦入試を受ける3年生に面接と小論文対策などを指導してきた。だが、県教育庁は授業時数の確保を優先し、一律に夏休み短縮を各校に依頼し、3年生への特別な配慮はないという。  教頭は「今まで通りの進路指導ができないのは課題。生徒を指導する時間が欲しいという教員の意見もあり、どう納得させるかはこれから。今週末に決めたい」と頭を悩ませている。  感染予防で着けるマスクだが、梅雨に入り気温が高くなる中で保護者からは不安の声も。息子が小学2年に進級した本島南部の40代母親は「湿気が高い時期に、一日中マスクをしているのは息苦しいようで、熱中症が心配」と体調を気遣う。  学校では冷水機の使用ができなくなり、水筒持参で持ち物が増えた。「荷物が多い上にマスク着用なので、学校に着くまでに既にぐったり。学校も対応に追われ大変だと思う。一日も早く日常生活に戻ってほしい」と願った。 (写図説明)新型コロナに伴う休校が明け、増便された通学バスで登校する北玉小児童ら=27日、北谷町

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