グッチやバレンシアガを傘下に擁するケリング社、衣料&小売り部門で「世界一サステナブルな会社」に
グッチやボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーンなどのハイブランドを傘下に持つフランスのケリングが、カナダのコーポレート・ナイツ社が毎年発表する「世界で最もサステナブルな100社(グローバル100)」の衣料品・小売の分野で「最もサステナブルな企業」と評価されたことが明らかになった。 【写真】IKEAや無印など人気ライフスタイルショップに聞いた、売れてるサステナブルグッズ24選 総合評価では7位にランクインしている。 今年のランキングの決定にあたり、評価の対象とされたのは世界各国の8000社以上。コーポレート・ナイツは各社のリソース、従業員、財務管理、投資、サプライヤーのパフォーマンスをはじめとする複数の要素について調査を行い、その結果からサステナビリティに関するパフォーマンスを評価、ランキングを決定している。
ケリングが特に高く評価されたのは、クリーンな売上高とクリーンな投資の項目。同社は数年前から、ビジネス戦略において最優先すべき課題として、サステナビリティの向上を掲げている。 2011年には、自然や環境に与えた影響(炭素排出量や水消費量、大気汚染と水質汚濁、土地利用、廃棄物の排出など)を定量化するための「環境損益計算(EP&L)」を開発した。また2025年までに、環境フットプリントを40%引き下げることを目指している。 なお、今年は総合評価のトップもフランス企業だった。 シュナイダーエレクトリック(Schneider Electric)社は、売上高の70%をサステナブルなソリューションから得ており、投資対象の75%をグリーンなイノベーションとしているという。 日本からはコニカミノルタ社などもランクインしている2021年のグローバル100ランキングの詳細は、コーポレート・ナイツ社のHPで閲覧可能となっている。
From Harper’s BAZAAR UK