Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

近本光司、周東佑京、増田大輝、西川遥輝…盗塁上手かは成功と失敗の“収支”を見るべき

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
Number Web

 今年のNPBは「盗塁王戦線異状あり」になっている。これまで、盗塁王と言えばリードオフマンなど錚々たるレギュラー選手の争いと相場が決まっていたが、今季はレギュラーに定着していない「走り屋」が、盗塁王争いに割り込んできているのだ。 【秘蔵写真】西川遥輝は高校時代から超イケメン&山田哲人の“てへぺろ顔”名選手50人超の球児時代 <両リーグの盗塁数5傑とその打席数> 〇パ・リーグ 1周東佑京(ソ)25盗塁(196打席) 2西川遥輝(日)22盗塁(380打席) 3和田康士朗(ロ)19盗塁(62打席) 4源田壮亮(西)14盗塁(366打席) 4外崎修汰(西)14盗塁(363打席) 〇セ・リーグ 1近本光司(神)20盗塁(353打席) 2増田大輝(巨)16盗塁(38打席) 3梶谷隆幸(De)13盗塁(377打席) 4堂林翔太(広)10盗塁(319打席) 4大島洋平(中)10盗塁(378打席)  両リーグともにリーグを代表する俊足レギュラー選手に交じって、和田や増田といった規定打席にはるかに届かない選手がランクインしている。

100打席未満の選手が盗塁王なら戦後初

 盗塁に関してはこれまでも、規定打席未達でタイトルを取った選手は結構いた。ここ10年で見ても、2011年の巨人・藤村大介(28盗塁)がそうだ。しかし藤村は規定打席未達といっても407回も打席に立っている。  もし今季、100打席に満たない選手が盗塁王になれば、NPB史上、戦後初めてとなる。ちなみにパ・リーグの盗塁数6位タイにはオリックスの佐野皓大がいる。彼は13盗塁しているが打席数は40だ。  少し前まで巨人に鈴木尚広という「走り屋」がいたが、これだけ何人もの「走り屋」が登場するのは、大げさでなく歴史的な出来事のように思う。

周東、和田、佐野ら“無印”の選手が飛躍

 ソフトバンクの周東も含め、彼らには共通項がある。それは「育成上がり」ということだ。ロッテの和田や巨人の増田は独立リーグを経て育成ドラフトでプロ入り。周東も育成ドラフト。オリックスの佐野は本ドラフトで投手として入団するも結果が出ず育成契約を結びなおして野手に転向している。  いわば“無印”から両足の力だけで這い上がったということだ。  以前にも書いたが、筆者は昨今の盗塁王争いを見ていて、少々複雑な思いを抱いている。  昨年、ヤクルトの山田哲人は2年越しで「38盗塁連続成功」というNPB記録を作った。しかし2019年9月14日に失敗するとそこから立て続けに失敗し、シーズン盗塁数は「33」で終わり、盗塁王のタイトルは36盗塁した阪神の新人、近本光司に奪われた。  しかし、近本は15もの盗塁失敗がある。盗塁成功率でいえば、山田の方がはるかに上だったのだ。

【関連記事】