バナナは本当にすごい! 健康メリット10
6. 強力なエネルギー源
日中エネルギーをチャージしたい時、バナナを食べるのは最適だというホブソンさん。 「食物繊維の働きによってゆっくりと体内に放出される果糖を豊富に含むため、バナナは強力なエネルギー源といえます」と説明。 さらに大きめのバナナ1本は100kcalのみで、1日のカロリー摂取量と比べるとかなり少ない。
7. インスリン感受性を改善する
インスリンの分泌に対する細胞の反応の良さを表すインスリン感受性は、体にとって重要な数値。というのも、細胞が反応しなくなるとインスリンと血糖値の上昇を招き、2型糖尿病につながるおそれがあるから。レジスタントスターチを豊富に含むバナナは、インスリン感受性に有効なのだそう。 「バナナは緑であるほど、レジスタントスターチを多く含みます。そのため熟していないほど、インスリン感受性にとってはメリットがあります」とホブソンさんは語る。 「研究によると、1日あたり15~30gのレジスタントスターチを食べると、4週間以内にインスリン感受性が33~50%上がることが分かっています。ただし、健康的でバランスのとれた食事とライフスタイルを取り入れる必要がないということではありません」
8. 腎臓の健康をサポートする
カリウムは、体内の液体のバランスと血圧のコントロール維持に不可欠なもの。腎臓の健康に保つには、十分に摂取することが重要だ。 1日の推奨摂取量(RDA)の20%のカリウムを含むバナナは、食べ物で摂取することができる豊富な供給源の1つ。 「高血圧は腎臓に負担をかける可能性があり、これは腎臓が正常に機能する能力に影響を及ぼすおそれがあります」と言うホブソンさん。 「ある研究結果は、1週間でバナナを6本食べた人は、食べない人よりも、腎臓病を発症する可能性が50%低いことを示しました」とも。
9. トレーニング中のエネルギーチャージにも
値段が高いエネルギージェルや、糖分の高いドリンクはやめて、トレーニングにはバナナがおすすめ。持久力運動には、スポーツドリンクと同じくらいのメリットがあるという。 アパラチア州立大学が実施した研究では、最長3時間の74kmのロードレースのシミュレーションを実施、鍛えられたサイクリストを対象に、15分ごとに炭水化物を含むドリンクを飲む人と、半分のバナナを食べた人の血液を分析した。 その結果、選手のパフォーマンスが同じだっただけでなく、抗酸化物質やビタミン、ミネラルを含むバナナを食べるほうがさらなるメリットがあったそう。さらにバナナには、スポーツドリンクに含まれる糖分より健康的な糖質のミックスが含まれる。