平成ライダー主演俳優、顔出し初主演・高岩成二との殺陣に歓喜「充実した現場」
“ミスター平成仮面ライダー”の異名を持つスーツアクター、高岩成二が9日、千代田区の一ツ橋ホールで行われた、ひかりTV配信ドラマ「グッドモーニング、眠れる獅子」完成披露イベントに、平成仮面ライダーの主演俳優を従えて登壇。椿隆之、井上正大、西銘駿、佐野岳、坂本浩一監督らと共に、顔出し初主演作となる本作への思いを語った。 【トークノーカット】「グッドモーニング、眠れる獅子」完成披露イベント動画 本作は、50歳を過ぎた新人芸能マネジャー(高岩)が、謎の集団に狙われる担当アイドルを守るために奮闘するアクションドラマ。今回のオファーについて、高岩は「普段は顔を隠してアクションやお芝居をさせていただいていますが、今回はそれを脱ぎ捨ててやらせていただきました」と切り出すと、自身の役どころに「年齢は自分に近かったので、そのままでしたが、台本に”くたびれた中年”と書いてあって、は? と」と苦笑。「確かにくたびれてはいるんですが、そのままの僕でいいのかなという思いもあって。ただスイッチが入った時点で、僕の十八番であるアクションが出ればいいのかなと。これはこれで、僕でいいのかなという思いでやりました」と振り返った。
かつて高岩と一心同体だったライダー俳優たちも、本作のオファーに喜びを感じていたようだ。井上は「オファーが来た時、(アクションシーンで)高岩さんをボコれると思った。それがかなり熱いポイントだったんですけど、現場に行ったら逆に僕がボコられて終わってしまった」と振り返りつつ、「高岩さんとアクションができたのはうれしくて。充実した現場でした」と笑顔。西銘も「素直にまた高岩さんと共演できてうれしかった。だから懐かしくもあるんですが、ただ高岩さんとは敵対している役なので、違和感もありつつ。またひとつ成長できたなと思います」と続けた。
さらに佐野が「高岩さんの顔出し初主演というすばらしいタイミングでご一緒できるのはうれしかったし、坂本監督とは、かねてから一緒にやりたいねと言っていたので、こういうアクションがバリバリある形でできたのはうれしかった」と笑顔を見せると、椿も「僕にとって高岩さんは『ドラゴンボール』の孫悟空みたいな、どんなピンチでもチャンスに変えてくれる存在。僕がどうにかなっても、高岩さんがどうにかしてくれると思っていました」とコメント。それぞれの俳優陣が高岩を慕っている様子だった。