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小林よしのりさん「ごーまんかました平成」 集団にあらがい「個」を叫ぶ

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西日本新聞
小林よしのりさん「ごーまんかました平成」 集団にあらがい「個」を叫ぶ

「集団に埋没せず、個を確立することが大事だ」と語る小林よしのりさん

 時代は空気をまとう。私たちは知らず知らず、その空気をつくる集団の一部になっている。ひとたび空気が出来上がれば、反対意見は言いにくい。  「ごーまんかましてよかですか?」  漫画家、小林よしのりさん(65)=福岡市出身=にとっての平成は、この一言で空気に切り込み、戦った時代だった。  薬害エイズ訴訟、オウム真理教事件、沖縄の基地問題…。自身を主人公にしたエッセー漫画「ゴーマニズム宣言」で社会問題を取り上げ、言論界に一石を投じてきた。時に命を狙われても時代の先端でモノ申し続ける小林さんに、平成はどう映ってきたのか。  □  □  2月中旬、都内の喫茶店。小林さんはノートの片隅に「公」「個」「私」「集」の4文字を書いた。  「ゴーマニズムとは、公(世の中全体)のための個人主義。集団が私利私欲の方向に暴走し始めたときは、一人でも異論を述べられる。わしはずっと、それを言ってるんです」  「個」に目覚めたきっかけは1970年代、大学時代に出合った学生運動だった。誘われて参加したデモや集会で、違和感を覚えた。「自分の食いぶちも稼げない学生が、運動なんてやってていいわけがない」

本文:2,078文字

写真:3
  • 「ゴーマニズム宣言」の一場面 ⓒ小林よしのり
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