14歳女子中学生を風俗で働かせて逮捕の元Jリーガーは「本田圭佑に勝った男」“引退”“足切断”…転落のワケ
「当時14歳の女子中学生を無店舗型性風俗店で働かせたとして、35歳の男が児童福祉法違反と売春防止法違反で逮捕されました。容疑は'21年11月に千葉県船橋市のホテルで少女を風俗店従業員として働かせ、客にみだらな行為をさせるなどしたというものです」(スポーツ紙記者) 【写真】全国高校サッカー選手権大会で、本田圭佑とプレーする森野容疑者 容疑者の名は、森野徹。Jリーグの『ジュビロ磐田』などに所属した元プロサッカー選手だ。
14歳女子中学生を風俗店にスカウト
「SNSで女子中学生と知り合い、従業員としてスカウトする目的でホテルに誘っていました。だがその際、森野容疑者自身も少女にみだらな行為をしていたとして再逮捕されています。森野容疑者は一部供述を拒否しているようです」(同・スポーツ紙記者) 現在は風俗の“スカウトマン”として身を立てていた森野容疑者。スカウト自体も、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕される事例がある。なぜプロ選手にまで上り詰めた男が犯罪に手を染めるようになったのか……彼の半生を振り返る。 「高卒ルーキーとして当時J1リーグだったジュビロ磐田に入団。磐田では出場機会に恵まれませんでしたが、'09年には当時、神奈川県社会人リーグだった『SC相模原』に所属し、試合にも出場しています」(サッカーライター、以下同) 『SC相模原』に移籍したその年のオフに引退を発表するも、'12年に東北社会人サッカーリーグ2部だった『ラインメール青森FC』で“現役復帰”。しかし、そこでも活躍は見られなかった。 「プロの世界では目立った活躍ができなかった森野容疑者ですが、その“栄光”は高校時代にあったといえるかもしれません」 17年前の正月、森野容疑者の姿はサッカー少年なら誰もが夢見る場所にあった。
全国高校サッカー選手権大会の準決勝。高校サッカー部員たちが目指す“国立”の観客は2万人を超えた。その多くが視線を送ったのは、長くサッカー日本代表で“エース”として君臨したあの本田圭佑だ。石川県代表『星稜高校』対千葉県代表『市立船橋高校』。星稜高校の本田は同大会において“超高校級プレイヤー”としていちばんの注目を集めていた。そして高校サッカーの名門“市船”こと市立船橋高校のスタメンに2年生ながら名を連ねていたのが、ほかならぬ森野だ。 後に“世界的”となる男と同じピッチに彼はいた。試合前、10番を背負う本田と握手を交わす14番を背負った森野。 「市船は高校サッカーの超名門。最大のタイトルである冬の『選手権』の優勝は5回で、全国大会の優勝回数においては高校最多です。また、選手権本大会は背番号は14番でしたが、それまでの大会では森野容疑者は15番を背負っていました。市船の15番は、“下級生エース”が背負うことの多い背番号。森野容疑者と同じく市船から高卒で磐田に入団したカレン・ロバートも下級生時に15番を付け、3年時にエースとして10番を背負った。カレンはその後ヨーロッパに渡り。現日本代表のキャプテンである吉田麻也選手とも同じオランダのクラブでも活躍しました」