引退イニエスタ、一度も受賞できなかったバロンドールについて…「メッシ&チャビとトップ3独占した瞬間は唯一無二。誰が勝ったかはどうでもいい」 | ラ・リーガ
現役を引退したMFアンドレス・イニエスタが、受賞することがなかったバロンドールについて言及している。 バルセロナ黄金期の中心選手であり、スペイン代表としてはEURO2008、2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)、EURO2012優勝に貢献し、W杯では決勝オランダ戦で決勝ゴールも決めたイニエスタ。だがフットボール史においても唯一無二と称せる実力が、バロンドール受賞という形で認められることはなかった。 しかしイニエスタ本人は、タイトルや賞にはこだわる必要がないことを強調。強いて言うならば、バルセロナ下部組織出身の3選手が、バロンドールの1~3位を独占したことに胸を張っている。 「僕の頭に浮かぶのは人々から示される愛情だ。僕は努力と犠牲の精神でもって、多くの人を幸せにすることができた……」 「バロンドールはとても美しいもので、フットボールの一部だと言える。だけど、僕はタイトルに誇りを感じているわけじゃない。僕が誇らしいのは、フットボールの選手となって、皆の愛情を勝ち取ったことなんだ」 「ただチャビ、レオ(・メッシ)、僕がバロンドールの上位3名を独占したのは、本当に素晴らしかったね。あの日、自家製の3選手がバロンドールの表彰台に立ったことは唯一無二の褒賞であり、誰が勝ったかなんてどうでもよかったんだよ」 2010年のバロンドールではメッシが得票率22.67%で1位に輝いたほか、南アフリカW杯でスペイン代表の優勝に大きく貢献したイニエスタ(17.36%)が2位、チャビ(16・48%)が3位と、バルセロナの下部組織出身選手がトップ3を独占した。