鼻水・咳・・・・もしかしたら風邪ではなく”花粉症”かも!?秋も花粉症に注意!春より症状がひどくなることも
その原因は花粉の大きさです。スギの花粉と比べるとブタクサは小さいのが分かります。 羽嶋正明 院長「スギの花粉はほとんど鼻の中にとどまることが多いです。一方、ブタクサとかいうのは花粉の大きさが小さいですから、さらに奥の方に入って気管まで行ったりすることがありますね」 春に多いスギの花粉は、鼻毛に絡まってくしゃみや鼻水などのアレルギー反応を引き起こします。 一方、秋に飛散するブタクサなどの花粉は小さいため、鼻毛をすり抜けて気管支まで入り込み、咳などの症状を引き起こします。 熱がないにも関わらず、喉がイガイガし咳が長引くときは秋の花粉症かもしれません。 羽嶋正明院長「ひどくなったら喘息のようにゴホゴホとひどい咳が出たりとかすることもあります。今年は暑かったので、その分、雑草もたくさん生い茂ると、花粉の量も増えてくるとは思いますから、秋の花粉症には注意していただきたいとは思います」 ■風邪と花粉症 症状の違いは 風邪と花粉症の主な症状です。 花粉症の場合、発熱はほとんどありませんが、目のかゆみや充血、そして、くしゃみが連続して出て、止まりません。 そして、鼻水に違いがあります。風邪の場合はネバネバして色がついていますが、花粉症の場合はサラサラした水っぽい鼻水です。 そして、喘息のような症状が出るのが、秋の花粉症の特徴です。 風邪の場合は痰が絡む咳が出ますが、花粉症の咳はコホンコホンと渇いた咳になります。 春、スギ花粉などで症状が出る人は、秋の花粉症にもなりやすいということです。 ■秋の花粉症 対策は 飛散距離は春より短い 花粉症の対策です。 ポリエステルやナイロン素材など花粉がつきにくいつるっとした素材の服を着る。 ウール素材のニットやセーターは花粉がつきやすいです。 そして、ブタクサやヨモギ、ススキなど秋の花粉症の原因となる植物に近寄らないことが大切です。 河川敷などを散歩する場合はマスクを着用するのも対策になります。 春の花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉は遠くまで飛散しますが、秋の花粉症の原因となるブタクサやヨモギの花粉は5メートルから10メートル程度しか飛ばず、飛散する距離が大幅に小さいのが特徴です。 そして帰宅したら、玄関先で花粉を落として、洗顔とうがいを行う。 部屋の掃除を徹底して、空気清浄機を使うと効果的です。
■ダニアレルギーにも注意 そして、この時期はハウスダストやダニなどのアレルギーにも気をつけなければなりません。 ダニは夏の間に繁殖し、9月ごろから死骸となります。 空気が乾燥する秋から冬にかけては、ダニの死骸や糞が空気中に舞い上がりやすく、吸い込むことで鼻炎や結膜炎、喘息などのアレルギーを引き起こす原因となるそうです。
RKB毎日放送