【沢田康文の欧州競馬リポート】タイトルホルダーが主要ブックメーカーで1番人気に
デビュー3連勝で英ダービーを制したデザートクラウン(英=M・スタウト、牡3歳)が脚部の故障のため、年内は全休する可能性が高いことが先頃、明らかになった。これにより、主要ブックメーカーは凱旋門賞(10月2日、仏パリロンシャン、GⅠ、芝2400メートル)のリストから外し、替わって日本のタイトルホルダー(美浦・栗田徹厩舎、牡4歳)が1番人気に躍り出た。 3日現在、ウィリアムヒル社のオッズでは6倍。2番人気は昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソ(独=M・ヴァイス、牡5歳)、サンクルー大賞までGⅠ4連勝中のアルピニスタ(英=M・プレスコット、牝5歳)の2頭が8倍で並んでいる。 その年の日本ダービー馬として2016年マカヒキ(14着)以来の挑戦となるドウデュース(栗東・友道康夫厩舎、牡3歳)は、仏ダービー、エクリプスSとGⅠを連勝しているヴァデニ(仏=JC・ルジェ、牡3歳)と並ぶ4番人気13倍と上位に評価されている。 さて、幸いデザートクラウンは重傷ではなく、オーナーのサイード・スヘイル氏は来シーズンも現役続行を希望。3月下旬に行われるドバイシーマクラシックを視野に入れるとしている。