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F1“写真”に隠された物語:偶然に計算そして辛抱……大ベテランの“特別な写真”とは

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motorsport.com 日本版

 F1の世界の魅力を伝える写真。数多くのフォトグラファーがF1サーカスで撮影をしているが、今回は30年以上の経験を持つ大ベテランのスティーブン・ティーに、“お気に入り”の写真をピックアップして貰い、その背景を語ってもらった。 【動画】ルクレール、映画撮影でモナコをフェラーリで爆走 ■ロマン・グロージャン、2012年ベルギーGPの大クラッシュ  私は習慣から抜けきれない人間だが、それには良いことも悪いこともある!  何年もベルギーGPのスタートをラソース(ターン1)の内側から写真を撮ってきた。スタートラインから300mのところにあるヘアピンはユニークな場所で、そしてレース中そこにとどまっても良いフォトグラファーにとってはアクセスしやすい場所でもある。  2012年のレースはその中でも際立ったもので、私はロマン・グロージャン(当時ロータス)の大クラッシュを特別なアングルから収めることができた。このショットは14mmの超広角レンズで撮ったもので、グロージャンがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を飛び越えた時、彼から4フィート(約1.2m)も離れていなかったよ。  私は小さなフォトグラファーのグループにいたんだが、このクラッシュの写真を撮って振り返ると、ひとりを除いて居なくなっていた。熱心でひたむき、もしくは愚かなのか……おそらく大なり小なりその両方なんだろうが、そのおかげでこうしてシェアする写真を手にしているんだ。

■アロンソ、フェラーリで初優勝! 2010年バーレーンGP

 最初にフェルナンドと会ったのは、彼がルノーF1の若いテストドライバーのときだった。2001年の12月、クリスマス前の1週間のトレーニング合宿のためにフラビオ・ブリアトーレの素晴らしい家に居たときだ。  フェルナンドはレースで勝ったら、必ずビッグなセレブレーションをすると約束していたし、パルクフェルメでも表彰台でも勝利の喜びを示すための方法を考え出して、フォトグラファーを落胆させるようなことはなかった。  2010年のバーレーンでは、彼がフェラーリで初めて勝利したときに彼の真上に位置していて幸運だった。この写真の形や線が私は大好きなんだ。フェルナンドはリオ・デ・ジャネイロのキリストの立像を模しているようだ。

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