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F1メカ解説|メルセデス、レッドブル、ルノーが開幕戦に持ち込んだアップデートを解説

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motorsport.com 日本版

 F1チームは、毎戦のようにマシンにアップデートを施し、少しでもパフォーマンスを向上させようと日々勤しんでいる。今回はメルセデス、レッドブル、ルノーがオーストリアに持ち込んだアップデートを見てみよう。 【動画】2020年F1開幕戦オーストリアGP決勝ハイライト ■メルセデスのリヤウイング翼端板  メルセデスはW11のリヤウイング翼端版を変更してきた。吊り下げられた3枚のストレーキは、以前よりも前方で気流を捕まえるため、より長くなっている。これらはただ吊り下げられているだけでなく、その下部がフットプレートによって繋げられている。

■メルセデスW11のコクピットフィン

 シャシー横に取り付けられたフィン(赤い矢印)にも変更が加えられた。大きくなっただけでなく、その高さも上昇。その曲線も急になり、さらにねじれが加わった3D形状になっている。これにより、サイドポッド上面に向かう気流を制御している。

■レッドブルRB16のノーズ

 レッドブルは、オーストリアGP直前にシルバーストンで行なわれたフィルミングデーで、アップグレードパッケージを試した。しかし、実戦には、フェルスタッペン車用のパーツしか準備できず、アルボンは従来仕様のパッケージで挑んだ。新たに持ち込まれたノーズは、フロントウイングのステーがノーズの下に取り付けられた。これまでレッドブルは、ノーズ先端の側面にステーを設け、そこにフロントウイングを取りつけてきたが、今回はそれが変更された形だ。なおこの新しいノーズは、メルセデスのデザインによく似ている。またこの変更に伴い、ノーズ先端開口部の設計の自由度が増した。

■レッドブルRB16のフロア

 レッドブルのフロアには無数のフィンが追加された。そしてこのフィンは、気流構造を支えるために、必要と考えられる位置と間隔で配置されている。これらはフロアに開けられたスリットとの相乗効果で、フロアの端のシール能力を高め、気流を改善することができる。これによりマシンのバランスが改善され、ダウンフォースが増加することになる。

■ルノーR.S.20バージボード

 バージボードのエリアは、非常に多くの気流が流れ込むため、特に複雑な部分だ。最前部のバーチカル・フィンの形状が変更され、多くのフィンがフットプレートの上に取り付けられた。この処理により、空気の流路を強引に変えているように見える。この部分の最も外に取り付けられた3枚のフィンも、気流を操作するのに役立つはずだ。

Giorgio Piola, Matt Somerfield

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