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「経済損失は672億円超」と試算。夏の甲子園、戦後初の中止

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BUSINESS INSIDER JAPAN

夏の甲子園中止で経済的損失は約672億──そんな衝撃的な試算が発表された。 第102回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)について、日本高野連と朝日新聞社は5月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止を決定した。 【全画像をみる】「経済損失は672億円超」と試算。夏の甲子園、戦後初の中止 大会の中止は第一次世界大戦中の1918年に発生した米騒動による中止、第二次世界大戦の最中だった1941年の中止以来、3度目となる。戦後では初の中止だ。 今夏の大会は、8月10日から16日間の日程を予定し、全国からの代表49校(北海道、東京は2校)が参加することが決まっていた。

経済的損失は「約672億4415万円」

経済波及効果の研究で知られる関西大学の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)によると、夏の甲子園大会が中止になった場合、約672億4415万円の経済的損失が生じるという。5月19日、宮本名誉教授 のレポートを関西大学が発表した。 試算額は地方大会の中止と、大会に関連する企業の損失を含めた金額だ。 宮本名誉教授は失われる経済効果について「直接効果」「一次波及効果」「二次波及効果」の3つに分けて推計した。 直接効果:チケット代、交通、宿泊費など。自治体、企業、消費者がイベントに関して直接的に消費、投資する金額。 一次波及効果:直接効果の消費、投資による原材料の売上増加額。 二次波及効果:直接効果、一次波及効果に関係した企業・店舗などの売り上げが増加し、企業の経営者・従業員の所得・配当が増えたとする。そこから消費に向けられる金額。 例えば、甲子園球場に観戦に来たファンがカレーライスを食べたり、高校野球のグッズを買うとしよう。 この時、レストランのカレーライスの売り上げや高校野球のグッズの売り上げは直接効果となる。 また、カレーライスの材料である米、肉、玉ねぎ、人参などの売り上げ、高校野球のグッズを作っている工場・企業の売り上げも増加する。 この場合、カレーライスの原材料の売り上げ増加額や高校野球のグッズを製造・販売する工場や企業の売り上げ増加額が一次波及効果となる。 二次波及効果については、宮本名誉教授はこう説明する。 「直接効果、一次波及効果に関係した企業、店舗などの売り上げが増加すると、それらの企業、店舗の経営者、従業員の所得、配当などが増加する。その所得、配当などの増加額のかなりの部分が消費に向けられる。その消費増加額のことを二次波及効果と呼ぶ」 以下に、宮本名誉教授による試算内容を紹介する。

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