公明党、参院選公約を発表(全文1)議員歳費を10%削減
新たなモビリティーサービス社会をつくる
3つ目は希望ある幸齢社会。幸齢というのは幸せな齢を重ねると、そういう意味での幸齢社会であります。急激に高齢化が進む中で、高齢者の運転による事故などもしばしばニュース等で取り上げられるようになりました。運転免許証をたとえ持たなくても、あるいは早期に返上したとしても高齢者や障害者が安心して病院へ通ったり、あるいは日常の買い物ができたり、あるいはその他の社会的な活動が行えるような、新たなモビリティーサービス社会、移動をしやすくする社会をつくってまいりたいと思います。 また、高齢化対策の重要な柱となるのは認知症対策であります。2030年には830万人に達すると推計されているところでありますが、公明党はかねてから政府に施策の推進について提言を行ったり、自ら施策推進基本法を作成、提案したりしてまいりましたが、与党の中でも合意形成に努力した結果、6月20日、与党として認知症施策の強化を図る認知症基本法案を国会に提出したところであります。 これは公明党のもともとの案をベースにして自民党と共同提出できるような合意形成を努力した結果でありまして、認知症の予防、介護方法の研究とともに、根本治療薬の開発にも努めると、こうした予防と共生を進める、そうした2本柱を立てての法案の内容となっておりますので、より幅の広い合意を形成して成立を図る、政府の施策に生かしていきたいと、このように思っております。
こどもマニフェストを28日に発表
4つ目でありますが、近年自然災害が激甚化し、各地で大きな被害をもたらしております。公明党は災害による被害を最小限にするために、地域防災力の向上や防災人材の育成、災害対応力のさらなる強化を進めてきました。過去の教訓を生かしながら、情報通信技術や人工知能などの新技術の利用を加速させた上で、世界一災害に強い防災大国を築いていくということを掲げました。 防災、減災がこれからの社会意識、社会の主流になると、その意識の下に政策、政治の主流の1つにもなるということを訴えてきた中で、国際社会でもその防災の主流化ということが仙台の国連防災会議でもうたわれたところでありますので、わが国がさまざまなイノベーションや知見を生かして、いわば防災大国を築いてまいる決意であります。 以上、4点申し上げました。内容に関してさらなるご質問があれば政調会長も同席しておりますのでお答えさせていただきたいと思います。参議院政策の発表に際しては、これまで2012年の選挙から子供向けのマニフェスト、いわゆるこどもマニフェストを、公明党は国政選挙のたびにこれを発表してまいりました。 今それを今日の発表を機に、子供向けに分かりやすく説明できるものを作成中でありますので、近々また皆さまに別途こどもマニフェストもお示ししたいと思っています。近々じゃなくてもう言っちゃっていいんだね。28日。今週の28日午前11時に皆さんに発表いたします。私からは以上であります。 司会:それでは山口代表、石田政調会長にご質問のある方は挙手をしていただいた上で、社名と氏名を述べてからお願いいたします。それではどうぞ。どうぞ。あ、マイクをできれば使っていただいて、お願いします。 山口:どうぞ。 【書き起こし】公明党、参院選公約を発表 全文2に続く