吉田鋼太郎「新人のような気持ちになって芝居をしていたような気がします」 舞台『スルース~探偵~』開幕
1月8日、新国立劇場・小劇場にて吉田鋼太郎の演出の舞台『スルース~探偵~』が開幕した。 【全ての写真】舞台『スルース~探偵~』開幕 1970年の初演以降、ブロードウェイでは最も権威あるトニー賞を受賞し、映画化もされた人気の戯曲『探偵スルース』。推理小説家アンドリュー・ワイクと、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドルが展開するこの英国ミステリーを吉田が演出を手がけ、さらに自身も出演、共演に柿澤勇人という顔合わせで上演する。 吉田は約1年ぶりの舞台出演だが、稽古中から「パーフェクトに仕上げたい」と語り、綿密な演出プランと大胆な演技で作品をリード。また、吉田と対峙する柿澤は吉田の演出によって引き出された繊細な演技を披露する。コミカルな表現や、歌やダンスも盛り込まれた遊び心溢れるシーンも見どころの一つ。東京公演は新国立劇場・小劇場にて1月24日(日)まで上演され、その後、2月から大阪、新潟、仙台、名古屋の全国4箇所での上演を予定している。感染症対策も万全な状態で上演しているほか、劇場に足を運べない観客に向けて特別映像の有料配信も決定した。稽稽古場密着映像やバックステージツアー、アフタートークの模様なども視聴できる予定だ。詳細は後日公演HPにて発表されるので、そちらをチェックしてほしい。 舞台写真撮影=渡部孝弘 ◆初日公演後の出演者コメント <吉田鋼太郎> いま、初日の舞台が終わりました。 カーテンコールで胸に迫るものがありました。 演っているときは無我夢中でしたけれど、考えてみれば約1年弱ぶりの舞台。なんとなく初心に返ったというか、新人のような気持ちになって芝居をしていたような気がします。 緊急事態宣言が出たばかりという難しい状況ではありますが、今日は運よく幕を開けることができました。とにかく毎日毎日、全身全霊をかけて愛を込めて、お客様に素晴らしいものを届けられればという思いです。 初日開いた!やったー! <柿澤勇人> 本日、スルース東京公演初日を迎えることができました。 このような状況下で演劇をできること、観に来て下さる方がいることに感謝を致します。 出来る限りのことを行い、演劇の灯を消さないように、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。 みなさま、どうぞ応援を宜しくお願い致します。