釣りって基本「無料」ではないのですか?富士五湖で釣りをしようとしたら「税金がかかる」と言われました…。
富士山を望む富士五湖では、それぞれ釣りを楽しめます。しかし、湖によっては釣りをしに行った際、釣りの利用料金とは別に「遊漁税」を求められるケースがあります。聞きなじみのない税金として、なぜ支払うのか分からない方もいるでしょう。 遊漁税は、環境整備などに使われる税金のひとつです。今回は、遊漁税がどのような税金なのか、また遊漁税が導入された目的などについてご紹介します。
遊漁税は富士五湖のひとつ「河口湖」で釣りをするときに課される税金
「遊漁税」とは、河口湖で釣りを利用するときに発生する富士河口湖町独自に設定された税金です。河口湖で釣りを利用するたびに1人200円支払います。ただし、中学生や身体障がい者には遊漁税は課されません。遊漁税の該当者は、遊漁料金の支払時に一緒に支払います。 なお、河口湖で釣りをするときの利用料金は、学生区分やいつ購入するかなどで異なります。河口湖漁業協同組合によると、遊漁税を除いた遊漁料金は表1の通りです。 表1
出典:河口湖漁業協同組合「遊漁券・遊漁税」を基に筆者作成 1日券を購入する際、遊漁料金と遊漁税は一緒に徴収されますが、年間券を購入した場合は、河口湖を利用するたびに遊漁税券を購入する必要があります。
ほかの富士五湖と利用料金はどれくらい違う?
富士五湖ではそれぞれ異なる遊漁料金が設定されています。今回は、前売りおよび当日の1日券における遊漁料金の金額差を比較しましょう。山梨県によれば、富士五湖の各料金は以下の通りです(全魚種・令和6年4月1日現在)。 山中湖 ●前売り1日券:600円 ●当日1日券:1200円 西湖 ●前売り1日券:700円 ●当日1日券:1200円 精進湖 ●前売り1日券:700円 ●当日1日券:700円 本栖湖 ●前売り1日券:800円 ●当日1日券:1000円 河口湖(200円の遊漁税込みの価格) ●前売り1日券:1100円 ●当日1日券:1600円 ほかの富士五湖と比較すると、河口湖は少し高い価格設定です。ただし、湖によっては釣る魚の種類によって異なる料金が設定されているケースがあります。実際に利用する際は、料金表をよく確認してから支払いましょう。