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コロナ影響、京都市美術館の収入半減 人件費など公費支出へ

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京都新聞

 京都市は12日、今年リニューアルオープンした市京セラ美術館(左京区)について、本年度の収入額が見込みの半分の約5億円にとどまることを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開館が約2カ月遅れ、多くの企画展も延期・中止となったことが大きく響いている。公費からの支出が増えるとみられる。  同館は2018年から約111億円をかけて再整備され、現代美術を展示する新施設や地下のエントランス、カフェなどが設けられた。当初は今年3月21日に再オープン予定だったが、感染拡大に伴って4度延期され、5月26日にずれ込んだ。  新型コロナの流行の影響で、特別展「京(みやこ)の国宝展」(4月28日~6月21日)は中止、ドラえもん展は来年度に延期、アンディ・ウォーホル展も時期未定の延期となった。感染防止のために入場制限を続けている上、再オープンの目玉だったこうした企画展の中止・延期が続発。本年度の観覧者数は半年以上たった10月11日現在で22万人と、再整備前の年間117万人(16年度)からもほど遠い状況となっている。  この日、市議会決算特別委員会で公明党の平山賀一議員が市美術館におけるコロナ禍の影響を質問し、市側が当初予算で見込んでいた収入10億円から半減すると答弁した。市美術館の年間事業費は14億円。人件費などを削ることは難しく、収入が5億円にとどまると最大9億円が不足し、一般会計からの繰り入れが増える見込み。  同館は「来館を見込める海外芸術家の企画展も、コロナ禍で外国から搬入できない。当館の収蔵品などから自主企画に知恵を絞り、収支改善に努めたい」としている。

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