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現代によみがえる!『マンモス展』

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 ロシア連邦サハ共和国の永久凍土から発掘されたマンモスや同じ時代を生きていた動物の冷凍標本などを集めた『マンモス展 その「生命」は蘇るのか』が、大阪市住之江区南港のATCギャラリーで開かれている。マンモスが生きていた時代「過去」と、永久凍土から姿を現した「現在」、そしてマンモス復活という夢と生命科学の「未来」という3つの視点から、4000年前に絶滅したといわれる大型哺乳類「マンモス」の姿に迫る。  近年地球温暖化の影響もあり、サハ共和国の永久凍土からは状態の良いマンモスなどの古生物の冷凍標本が次々と見つかっている。今回の「マンモス展」では世界初公開の冷凍標本のほか、2005年愛知県で開催の「愛・地球博」で話題になった「ユカギルマンモス(頭部冷凍標本)」などが展示されている。  世界初公開の1つが「仔ウマ」の冷凍標本。2年前=2018年8月に発掘されたばかりで、内臓まですべてが揃った完全な形を残している。4万1000年から4万2000年前の地層から出てきたが、つい最近まで生きていたかのような表情を見せている。この「仔ウマ」からは液体状の血液と尿が採取された。今後の研究で新たな事実が明らかになる可能性がある。 「ケナガマンモスの鼻」も世界初公開。3万2700年前に生きていたメスの鼻で、世界で初めて完全な形で発掘された。マンモスの鼻は、ゾウと同じく骨がないので、途中で切れたり分解が早く進んだり、または、ほかの動物に食べられるなどして残ることは少なく、「世界で1つだけの鼻」という。  さらに180cm×138cmの「ケガワマンモスの皮膚」は、この展覧会のために現地を訪れた調査隊が骨とともに発見した。マンモスの後ろ脚の付け根からお尻にかけての皮膚とみられ、非常に生々しい状態で発掘された。よく見ると毛穴などもわかる。発見時の様子はVTRで紹介されている。  このほか、3体のマンモスの骨を組み合わせたという3メートルほどの大きさの全身骨格や、マンモスと同じ時代に生きていたケサイやヒグマ、ユキウサギなどの骨なども展示されており、マンモスの大きさを体感することができる。  冷凍標本から得られた組織を使って世界各国で「マンモス復活プロジェクト」が進められており、展示では近畿大学のプロジェクトを紹介している。絶滅種の復活には倫理的な問題や生態系への影響など考えなくてはならないことが多い。「復活」を目標とし、それに到達するための技術の進歩が医療や食料・環境など様々な分野で役立つと期待される一方、「本当に蘇らせていいのか」「どのような未来を作るべきか」と問いかけている。 「マンモス展 その「生命」は蘇るのか」 2020年7月31日~9月22日(火・祝)10:00~17:00 ※会期中無休 大阪南港・ATCギャラリー 問い合わせ 050-5542-8600(ハローダイヤル 8:00~20:00) ※ラジオ関西『PUSH!』2020年8月4日放送回より

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