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外食業界の勢力図激変 回転寿司苦戦でも牛丼・マック・KFC快調

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マネーポストWEB

 外食業界で快進撃を続けていた「回転寿司」が大苦戦している。最大手のスシローは、今年2月まで28か月連続で既存店売上高が対前年同月比でプラス成長を達成してきた(以下、数値は対前年同月比)。ところが、新型コロナにより3月に減収に転じ、客数54.7%減となった4月の既存店売上高は44.4%減。くら寿司も48.1%減、かっぱ寿司も51.5%減の売り上げと苦境に陥っている。 【表】回転ずし「原価率が高いお得ネタ」ランキング

 スシローHDは、減収の原因を「4月から一部店舗が休業や時間短縮営業を実施したことで、客数が大きく減少した」(同社広報部)とする。

 では、緊急事態宣言が解除されたことで、V字回復できるのか。調達・購買コンサルタントの坂口孝則氏は、現状のままでは難しいという。

「コロナの影響で、テーブルの上の調味料などの備品に触りたくない、店のお皿やフォーク、スプーンなどのカトラリーも使いたくないというお客さんが増えたとする飲食店関係者が多い。回転寿司は、他人の前のレーンを皿が回ってくるし、テーブルの上は備品だらけですからね。4人が向かいあって座る席が多い形態も避けられる一因です」

 同様に苦戦が続きそうなのが、居酒屋チェーンだという。

「安い居酒屋や焼鳥のチェーンなどは食事はほとんど利益が出ず、アルコール類で儲けている。テイクアウトだとアルコール類を誰も買わないので、利益が出ません」(同前)

 一方で、逆に売り上げを伸ばしたのがファストフードだ。営業時間短縮や店内飲食禁止も実施しながら、マクドナルドの4月の既存店売上高は6.5%増、ケンタッキーフライドチキンは33.1%増となっている。

「ファストフードはカトラリー使い捨て、調味料も使い切りで、レジの時間も早い。最初からテイクアウトを想定した商品なので、味も変わらない。コロナ禍では昔からテイクアウトを続けてきた店が強く、牛丼チェーンも好調です」(同前)

 コロナの第二波、第三波が囁かれるなかでは、テイクアウトとデリバリーへの対応が勝敗を分けるという。

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