「ママだって、疲れたときはトイレに隠れてもいいじゃない?」2児の母がそう語る理由
トイレはママたちにとって特別な場所。一体なぜ? 2児の母でトイレットペーパーメーカーの「Who Gives A Crap」でシニアコピーライターとして働くケイティがその理由をオーストラリア版ウィメンズヘルスに教えてくれた。 【写真】心が疲れているかも…「ストレス」を感じている10のサイン “母親であること”が職業だったら、倍率は極端に低いはず。就業時間は無限に続き、病欠は許されず、トイレに座っている姿まで同僚(子ども)に凝視されるわけだから。 ケイティは小さな子どもを2人持つ親であると同時に、トイレットペーパーメーカーのコピーライターでもある。だから、彼女の人生はトイレを中心に回っている。 古紙100%のトイレットペーパー「Who Gives A Crap」を売り込んでいないときは、子どもたちにトイレットペーパーの使い方を教えている。要するに、彼女は常にトイレのことを考えている。ケイティにとってトイレは紛れもなく、彼女の職場、そして隠れ家なのだ。 「Who Gives A Crap」が3000名以上を対象に行った最近の調査結果を見る限り、トイレを隠れ家にしているのは決してケイティだけじゃない。SNSやニュースを見るだけでなく、人々(とくに女性)は子どもやパートナー、ペットから隠れるためにもトイレを使う。 これは、ケイティにいわせれば当たり前。むしろママたちは、もっとトイレで1人の時間を楽しむべきだという。
母親という仕事は大変
子どものために四六時中待機するのは、かなりしんどい。やりがいはあるけれど、やっぱりしんどい。仕事を愛してやまない人でも、ランチ休憩は取るというのに。 だから、トイレで1人、幸せな“ミータイム”を過ごさければ正気で家族を愛せない。彼女いわく、誰にも邪魔されず、単語当てゲームアプリ「Wordle」で10分だけ遊べるのなら、過敏性腸症候群だと思われても構わないそう。
トイレほど明確な境界線は存在しない
チャンスは静かに訪れる。でも、親の責務はトイレのドアを叩く音と「バレエシューズはどこ?」という子どもの声が連れてくる。 ママがトイレに隠れることで、子どもたちは健全な境界線、1人の時間と自立の重要性を学んでくれると思いたい(そして、もちろんバレエシューズは、いつもと同じクローゼットのなかにある)。