インフルエンザが流行期に 札幌市内9校で学年閉鎖
道内でインフルエンザウイルスの感染が広がっています。札幌の小中高校あわせて9校で、きょうから学年閉鎖になっています。 札幌市によりますと今月1日までの1週間の1医療機関当たりのインフルエンザ患者数は7・98人で、前の週のおよそ3倍に増えています。市内の学校でも先週後半から感染者の数が増え、きょうから小学校7校、中学、高校でそれぞれ1校が学年閉鎖に、そのほか24校で学級閉鎖の措置がとられました。 札幌市内の小児科では、朝から、せきや発熱を訴える子どもが診察を受けていました。円山ため小児科・多米淳院長は「11月中旬からポツンぽつんと出てきましたけど12月に入って1週目、2週目と急激に増えてきた印象です」。 道によりますと、富良野保健所管内で1医療機関あたりの患者数が注意報レベルとなる「10人」を超えているほか、道内の多くの地域で感染者数が増加傾向にあります。多米院長は「多分、年末にかけて患者さんが増えていくと思います。学校がお休みになりますので少し感染が落ち着いて、また1月下旬から2月にかけてピークがあるのかなと思っています。ワクチンを打って効果が出るまで2週間かかりますので、またピークが先と思えば今から打つ手もあると思います」と話していました。 道は感染拡大を防ぐため、うがいや手洗いの徹底を呼び掛けています。