【漫画】鍛冶職人は「かまどの精」と結婚した? 彼に恋する女性は魔女に相談しに行き…「結果オーライ!」【作者インタビュー】
魔女が配合した特別なハーブティの力とは?
鍛冶職人の「ハンク」は、魔女に頼んで、「かまどの精」と結婚したとうわさされていました。うわさが気になった若い女性「ハンナ」は真相を確かめるために、町外れの森に住む魔女のもとを訪れます。すると、かまどの精と婚姻関係を結んで仕事の腕を上げたいという理由で、去年の冬にハンクが魔女の家に来たということを知ります。そしてハンナは、なぜそんなにハンクのことを知りたいのかと魔女に尋ねられて……? 【マンガ本編】鍛冶職人は「かまどの精」と結婚した? 彼に恋する女性が魔女に相談した結果が「素敵!」 ミヤギトオルさん(@mitume333)による創作マンガ『かまどの精と結婚するため魔女を訪ねた鍛冶屋の話』がX(旧:Twitter)上で公開されました。今作はWebマガジン「ミライのアイデア」で連載中の『不思議ヶ丘の人々』の第17話「鍛冶屋の噂」というタイトルで掲載されている作品です。 いいね数は3.3万を超えており、読者からは「高度に発達したおばあちゃんの知恵袋は魔法と区別がつかない」「甘酸っぱいね、結果オーライ!」「魔女さまが魔性の女だったってことは分かった」などの声があがっています。 ミヤギトオルさんは漫画家として活動しており、今作以外にも人間と妖怪が共存する商店街を描いたファンタジーマンガ『鬼姫神社通り商店街』(KADOKAWA)が発売中です。 作者のミヤギトオルさんにお話を聞きました。 ーー今回、X(旧:Twitter)に投稿した『かまどの精と結婚するため魔女を訪ねた鍛冶屋の話』を描いた理由を教えて下さい。 このお話はWebマガジン「ミライのアイデア」で『不思議ヶ丘の人々』というマンガの連載の一話として描きました。アイデアのきっかけは『エヴァルドの松明』というウィーンの民話です。妖精や魔法の松明が出てくるお話なのですが、この民話をモチーフにデザインしたスカーフを目にすることがあり、そこからいろいろ調べて、お話の着想を得ました。 ーーお気に入りのシーンやセリフを教えて下さい。 気に入っているシーンは、最後にハンクと女の子が一緒に鉄を打つシーンです。セリフではないですが、お話のなかでカラスがいい味を出しているなと思っています。
ーーハーブティの役割がとても印象に残りました。このアイデアが生まれた背景を教えていただきたいです。 『魔女のシークレット・ガーデン』(著:飯島都陽子/山と渓谷社)」という本が家にあり、そこから思いつきました。 ーー鍛冶屋のハンクや若い女性のハンナ、魔女のキャラメイクに読者の方から多くの反響がありました。キャラクター制作でこだわった点はありますか? キャラクター制作で気をつけていることは、あまり見た目や内面で奇をてらわないようにすることです。お話のなかに自然に存在できるように、感情の流れなどを考えています。
マグミクス編集部