[Alexandros]川上洋平がスカパラにインタビュー 谷中敦のサックスを始めたタイミングにびっくり
[Alexandros]の川上洋平が、TOKYO FMのレギュラー番組に出演。東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さん(Baritone sax)と茂木欣一さん(Drums)をゲストに迎え、10代のリスナーに向けてお二人の学生時代についてインタビューしました。その前編。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! アレキサンドLOCKS!」12月4日(金)放送分)
川上:本日はいろんな進路選択をされてきたお二人に、進路選びの極意を聞いていきたいと思います。個人的に聞きたいこともいっぱいあるんですけど……まずは谷中先生! 谷中:はい! 自分のことを振り返るのって滅多にないから、超珍しいことになっちゃう(笑)。 川上:(笑)。大学が早稲田大学ということですが……昔からミュージシャンになりたかったんですか? 谷中:全然、そこまでじゃなかったかな~。でも音楽を聴くのは好きだったし、中学のころからいろんな人と一緒にやりたいな~とは思ってたね。高校に入ってからかな、歌でバンドをやろうと思ったのは。で、高2のときにやっていたバンドに、東京スカパラダイスオーケストラの(キーボードの)沖祐市と(ベースの)川上つよしがいて、洋楽のカヴァーで歌をやったりしましたね。 川上:そうだったんですね。 谷中:そこからスカパラになだれ込んでいくんだけど……そもそも、高校受験するときに大学受験をしたくないなと思ったのよ。高校で遊びたいなって思ったから。だから大学がついている高校に行こうと思って、中学2年の夏からすごい集中力で勉強したんだよね。ウチの兄貴にも「あのときの集中力はすごかったね」ってよく言われるくらい、ずーっと勉強してたね。スイッチが入っちゃうと、けっこう楽なんだよね。 川上:……すごい。 谷中:ウチの父親が尊敬できるとても頭のいい人で、早稲田大学だったのよ。そういう憧れもあったし、ある日その尊敬する父親から「敦、お前、頭良くなりたいか?」って聞かれたの。「はい」って答えたら、「頭良くなりたかったら、疑問を残さないことだ」って。 川上:お~。 谷中:すごいシンプルなんだけど、勉強してて何となく疑問を残したまま先に進んじゃうと、モヤモヤしたまんま問題を解いていくってことになっちゃうじゃない? だから、分からないところを解決しながら進んでいったのは、大きかったな~って思うね。数学とかでも仕組みが分かるといろんな解き方ができるんだけど、仕組みが分かってないと一通りのやり方でしか解けないじゃない。 川上:応用が効かないですもんね。 谷中:そう。別の問題が出たときに対応できないんだよね。だから、なるべく仕組みを考えるように勉強してた。そういうところに、父親の教えが効いてたかな。そんなことも関係なく、ミュージシャンの道に進んでいくんだけど……(笑)。 茂木:(笑)。 川上:いやいやいや! 今も活きていることが、たくさんあると思いますよ。 谷中:そうかな(笑)。