マクドナルドは高い、100円ショップに行く…物価高に苦しむ「平均年収443万円」の深刻実態
平均年収443万円――これでは普通に生活できない国になってしまった。なぜ日本社会はこうなってしまったのか? 重版7刷の話題書『年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活』では、〈昼食は必ず500円以内、スタバのフラペチーノを我慢、月1万5000円のお小遣いでやりくり、スマホの機種変で月5000円節約、ウーバーイーツの副業収入で成城石井に行ける、ラーメンが贅沢、サイゼリヤは神、子どもの教育費がとにかく心配……〉といった切実な声を紹介している。 【写真】日本人男性の収入がこんなに激減…
物価高と低年収という厳しすぎる現実
現在の日本では、物価高と低年収という厳しすぎる現実に苦しむ人が増えている。 前まで買えていた商品を買い控えるようになる、これまで以上に節約する……そこそこの給料を得ていても、地味に苦しくしんどい暮らしをする人もいるのではないだろうか。 『年収443万円』では、平均年収前後でもつらい思いをしている人々の生活を詳細に掘り下げている。 〈行くのはやっぱり「ダイソー」でしょ? 100円ショップに行っちゃうなぁ。これじゃあ不況になるのは、当たり前じゃないですか。〉(『年収443万円』より) 〈「マクドナルド」でハンバーガーが食べたいと言われても、ダメ、ごめん、給料日前だから行けない、って。だって、マックも高いじゃないですか。 セットを頼んだら800円くらいもするんですよ。平日のランチタイムで600円ほど。「ハッピーセット」じゃ量が足りないし、買えないですよ。家族で3000円も4000円もかかるから、「dポイント」を使って買うしかないです。 そうした子どもの「行きたい」「食べたい」という願いを叶えてあげられる収入があったらなぁ。〉(『年収443万円』より) みなさんは、何か買えないもの、このお店には行けないといったことはあるだろうか? 一方で、その介護ヘルパーの方は、〈介護職の賃上げといって、国が月9000円上げると言ったじゃないですか。でも、そのとおりなんて上がらないんです〉(『年収443万円』より)と語っている。