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WTO、混乱に拍車…事務局長代理の人選で合意できず

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読売新聞オンライン

 【ロンドン=池田晋一】世界貿易機関(WTO)が来月から当面、トップ不在となる見通しになった。8月末で現職のロベルト・アゼベド事務局長が退任し、後任が決まるまで代理を置く必要があったが、人選を巡って加盟国が合意できなかった。WTOの混乱に拍車がかかっている。  代理は、米国、中国、ドイツ、ナイジェリア出身の4人の事務次長の中から選ぶ予定だった。しかし、7月31日の会合で加盟国が折り合えず、トップ空席が決まった。ロイター通信によると、米国が自国出身の事務次長を推したのに対し、中国や欧州が反対したという。  後任の事務局長選挙には8人が立候補しており、決定は早くて11月上旬だ。事務局長は、紛争処理小委員会(パネル)のパネリストを裁定で選ぶ権限などを持つ。空席が長引けば、貿易紛争の審理が長期化するなど、機能不全が進みそうだ。

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