【ラグビー】天理が明治を破り決勝進出! 悲願の大学日本一を目指し早稲田と頂上決戦
悲願の大学日本一を目指す関西王者の天理大学が、1月2日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた第57回全国大学ラグビー選手権大会の準決勝で、関東大学対抗戦Aグループ1位の明治大学を41-15で破り、2季ぶり3度目の決勝進出を決めた。 準決勝もう1試合は早稲田大学が帝京大学を下しており、決勝戦は1月11日に国立競技場でおこなわれる。 天理は序盤から敵陣深くに入り流れをつかんだ。前半3分、パワフルなCTBシオサイア・フィフィタなどが中央でタテを突いたあと、右にボールを動かし、SO松永拓朗から飛ばしパスをもらったWTB土橋源之助がインゴールに持ち込んだ。 明治は何度も攻め込みながら、天理の堅い守りに阻まれていたが、24分、テンポのいい連続攻撃からLO高橋広大が力強い走りで敵陣深くに入り、オフロードパスをもらったWTB石川貴大がインゴール右隅に飛び込み、5-5の同点とした。 しかし、天理は28分にゴールに迫り、HO佐藤康が相手をけん制した直後インゴールに突っ込み、勝ち越しトライを挙げた。SO松永のコンバージョンも成功。 36分には敵陣深くのスクラムでPKを得ると、SH藤原忍が明治の隙をついてタップから仕掛け、LOアシペリ・モアラがインゴールに突っ込み貴重な追加点となった。 19-5で折り返した天理は後半も勢いがあり、43分(後半3分)、ターンオーバーから敵陣22メートルラインまで攻め込むと、SO松永がキックして相手に当たり跳ね返ったボールを自ら確保し、タックラーを振り切ってインゴールに持ち込みリードを広げた。 天理は50分にもゴールに迫ると、FWがピック&ゴーを繰り返し、最後はHO佐藤がインゴールに突っ込んだ。 26点差をつけられた明治は53分に敵陣深くに入り、FB雲山弘貴がトライを獲得。56分にはWTB石川がタックラーを弾き飛ばしてゴールへ駆け抜け、逆転へ執念を見せた。 しかし天理は65分、ハーフウェイで、LOモアラがブレイクダウンでからみ、相手の反則を引き出すと、SO松永が約45メートルのPGを決めて大きな3点を追加。19点差とした。 そして、73分にはCTBフィフィタが中央を突破してWTB土橋のトライを演出し、勝負あった。