河村勇輝の〝スカウティングレポート〟を米大手誌が公開「驚くほどフィジカル強い守備」
米プロバスケットボールNBAグリズリーズの河村勇輝(23)に関する〝スカウティングレポート〟を米大手誌「スポーティングニュース」が公開した。 現在の河村はツーウェー契約により、グリズリーズと下部Gリーグのハッスルを行き来しながらプレーしている。ハッスルでは傑出したパフォーマンスを続けて称賛を浴びている中で、8日(日本時間9日)には敵地ウィザーズ戦で途中出場を果たした。 そして、加入後最長となる5分20秒にわたってプレーし、鮮やかな3ポイントシュートなど4得点をマーク。らしさを発揮してチームの3連勝に貢献した。 こうした活躍を受けて、NBA公式報道も担うスポーティングニュース誌は「河村勇輝のスカウティングレポート」と題して現場の分析を報じた。 同誌はまず「Gリーグ史上最高のパサーのように見えるが、NBAのスキルをまだ証明する必要がある」と指摘。パスセンスはすでにNBAトップレベルとしつつも、課題も多くあるとズバリ指摘した。 「カワムラは明らかにゲーム感覚が非常に優れているが、NBAで成功するにはそれだけでは不十分だ。もっと良いスコアラーになる必要がある」と得点力をアピールすることがまずは重要と強調。それでも「カワムラの得点力の低迷は、まだそれほど心配するほどではない。彼は何が効果的で何が効果的でないかを探るためにGリーグに派遣され、明らかにさまざまなテクニックを試している。彼は優れたシューターであり、得点力もある」と潜在能力には太鼓判を押した。 また、意外に高い評価を得ているのが課題とされている守備面だ。 「カワムラは、NBAレベルで守備面でも貢献できること、身長が問題にならないことを証明し続ける必要がある」とした上で「彼は驚くほどフィジカルが強い守備をする。相手が彼を封じ込めようとしても、彼は1インチたりともスペースを与えない」と強度の高い守備を称賛した。 NBAでも認められつつある武器を持つ河村。着実に結果も出しつつあり、ブレークの時を狙う。
東スポWEB