12月の訪日客、5.8万人 外国人の新規入国、1月末まで一時停止
日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2020年12月の訪日客数は前年同月比97.7%減の5万8700人で1年3カ月連続で前年を下回ったものの、2カ月連続で5万人を超えた。出国した日本人は98.1%減の3万3000人だった。 これまでの重点市場20カ国・地域に、4月からはメキシコと中東地域が加わり、22カ国・地域が重点市場となった。月間の訪日客数は、各市場とも大きく下回ったものの、100人を割り込んだのはメキシコのみだった。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、12月28日からすべての国・地域からの外国人の新規入国を1月末まで一時停止。また、日本と一部の国との間で運用している業務上必要な往来を認める短期出張者用の「ビジネストラック」と、在留資格のある人の往来を認める長期滞在者用の「レジデンストラック」も、1月14日から停止している。 方面別に見ると、アジアでは中国が1万8400人(前年同月比97.4%減)で、22市場で最も多かった。
Yusuke KOHASE