6位・仙台が下剋上で4年ぶりJ1に王手! 4発でJ1昇格PO決勝へ…3位・長崎は全勝中の新スタ初黒星で夢破れる
J1昇格プレーオフ準決勝のV・ファーレン長崎vsベガルタ仙台が12月1日にPEACE STADIUM Connected by SoftBankで行われた。 【動画】6位・仙台が4発で3位・長崎相手に下剋上! 明治安田J2リーグはレギュラーシーズンが終了し、3位~6位のチームでJ1リーグ昇格のラスト一枠を争うプレーオフに突入。準決勝では、7年ぶりのJ1昇格を目指す3位の長崎と、4年ぶりのJ1昇格を狙う6位の仙台が激突した。 J2リーグ最多得点数を誇り、第34節にこけら落としされた新スタジアムでは全勝中の長崎に対して、レギュラーシーズンの対長崎戦で1勝1分けと勝ち越している仙台。試合はレギュレーションの関係上、勝利が必須の仙台が勢いよく攻撃を仕掛ける中、順位で上をいく長崎が徐々にボール保持率を高めていく。 そんな中、仙台が貴重な先制点。28分、ボックス手前で混戦になったところで相良竜之介が右足シュートを放つと、ブロックを試みたボックス内のヴァウドの手に当たったとし、ハンドでPKを獲得する。これをキッカーの中島がゴール正面に蹴り込んで先手を奪った。 リードを奪われ攻めるしかなくなった長崎は前半アディショナルタイム2分、細かなパスワークでボックス内に侵攻。最後はマテウス・ジェズスのパスを受けたエジガル・ジュニオがボックス左から左足でシュートを放つが、わずかにゴール右外に外れた。 仙台が難を逃れて1点リードで試合を折り返すと、53分に大きな追加点。右サイド深い位置でゴールラインを割りそうなボールを郷家友太が踏ん張って残すと、真瀬拓海がグラウンダーのクロスを送り、エロンが右足で合わせる。これがニアサイドを射抜いてゴールネットを揺らした。 下剋上が見えてきた仙台はさらに68分、オナイウ情滋のシュートのこぼれ球を郷家が追加点。3点ビハインドで窮地に追い込まれた長崎は76分にM・ジェズスが1点を返したが、後半アディショナルタイムに仙台の中島にトドメとなる一撃を決められて終戦となった。 4-1で長崎を下した仙台が下剋上を達成し、4年ぶりのJ1リーグ昇格に王手をかけた。仙台は12月7日(土)に行われる決勝で、約1時間遅れでキックオフを迎えているモンテディオ山形vsファジアーノ岡山の勝者とJ1昇格をかけて戦う。