<和氣あず未>アニメ「地球外少年少女」 磯光雄監督の熱い思いに「負けたくない!」 宇宙、未来に思いをはせて
アニメ「電脳コイル」などで知られる磯光雄監督の新作オリジナルアニメ「地球外少年少女」。2007年放送の「電脳コイル」でARが浸透した未来を予見した磯監督が、「地球外少年少女」で題材に選んだのは宇宙だ。一体、どんな未来が描かれるのだろうか? 月で生まれた14歳の七瀬・B(Bはキリル文字)・心葉を演じる和氣あず未さんは「私たちが何かすることによって未来が変わるかもしれません。責任を持って生きていくことの大切さを感じました」と語る。和氣さんに同作への思い、アフレコの裏側を聞いた。 【写真特集】大人気の美女声優・和氣あず未 写真を一挙公開 「地球外少年少女」熱く語る
◇繊細な感情を表現
「地球外少年少女」は、「電脳コイル」以来、約15年ぶりとなる磯監督の監督作。AIが発達し、誰もが宇宙空間へ行けるようになった2045年を舞台に、月生まれの子供たちと地球から宇宙旅行にやってきた子供たちが、日本製宇宙ステーション・あんしんで出会うことになる。藤原夏海さんが月で生まれた子供で地球嫌いの厨二(ちゅうに)病ハッカーの相模登矢を演じるほか、小野賢章さん、赤崎千夏さん、小林由美子さん、伊瀬茉莉也さんらが出演する。
「地球外少年少女」はオリジナルアニメで、先が読めないストーリーが魅力の一つになっている。テーマが壮大で、専門用語も出てくる。和氣さんは「難しいお話なのかな?」と感じたという。
「オーディションの段階で作品、キャラクターについての説明をしていただきましたが、全体の30%くらいしか分からなくて。その段階で軸はつかめたのですが、深い部分は分かっていませんでした。宇宙のお話といえば、宇宙戦争で戦艦が戦うようなイメージがありました。シリアスで難しいのかな?と。でも、そういうお話ではなく、子供たちが主人公ですし、宇宙のイメージが変わり、近しいものとして感じることができました。難しい兵器の名前が出てくるような難しさとはまた違う難しさも感じました」
和氣さんが演じる心葉は、登矢と同じく月で生まれた少女。体が弱く医療用ドローンと共に行動する。心葉は14歳ではあるが、どこか大人びたところもある。和氣さんは、感情表現が繊細な心葉を演じきった。