衆院政治倫理審査会、17~19日に公開で審査…萩生田光一氏ら「不記載」15人が出席
自民党派閥で政治資金収支報告書に不記載があった問題を巡り、与野党は13日、衆院政治倫理審査会の幹事会を国会内で開き、不記載のあった議員15人の審査を17~19日に公開で行うことを決めた。
氏名の50音順で出席し、17日に稲田朋美・元防衛相ら4人、18日に萩生田光一・元政調会長ら7人、19日に福田達夫幹事長代行ら4人が審査を受ける。1人あたりの時間は弁明10分、質疑44分の計54分となる。与党筆頭幹事を務める自民の村井英樹氏は幹事会後、「本人の意向で公開される」と記者団に語った。
「政治とカネ」の問題を巡っては、不記載のあった自民議員は現在、内閣や党の要職に起用されていない。自民の鈴木総務会長は13日の記者会見で、政倫審で説明責任を果たすことが重要だとした上で、「他の議員といつまでも差をつけることはよく考えなければいけない」と述べ、政倫審で説明した議員の人事登用を再開する可能性を示唆した。
衆院政倫審に出席する議員は次の通り。(敬称略)
【17日】稲田朋美▽加藤竜祥▽小森卓郎▽佐々木紀
【18日】柴山昌彦▽鈴木英敬▽関芳弘▽田畑裕明▽根本幸典▽萩生田光一(以上、旧安倍派)▽平沢勝栄(旧二階派)
【19日】福田達夫(旧安倍派)▽宮内秀樹(旧二階派)▽宮下一郎▽簗和生(以上、旧安倍派)