【アメフト】佼成学園が残り2秒からサヨナラ勝ち、高校日本一に
第51回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦クリスマスボウルが、12月26日(土)晴天の元、神戸市王子スタジアムで行われ、佼成学園高等学校ロータスが関西学院高等部ファイターズを19-13で下し、2年ぶり4回目の高校日本一の栄冠をつかんだ(*コロナ感染拡大防止のため観客は選手1人につき家族2人までに制限された) 写真=関学DB陣に囲まれながらも佼成WR北川大智(中央右)がヘイルメリーパスをレシーブし熱戦に終止符 写真:佐藤誠
1クォーター(Q)残り5分15秒、クォーターバック(QB)林孝亮からタイトエンド(TE)安藤柊太へ10ヤードタッチダウン(TD)パスが通り関学が先制する。 しかし、2Q開始直後に佼成学園はスイングパスをレシーブしたランニングバック(RB)岩井零が、エンドゾーンまで29ヤードを走り切り同点とした。さらに、2Q残り1分14秒に、RB岩井零が3ヤードをランで持ち込み佼成学園が13ー6と勝ち越して前半を終えた。
3Qは両チームの守備が踏ん張り無得点だったが、4Q残り4分18秒、関学高はQB林孝亮からワイドレシーバー(WR)坂口翼14ヤードTDパスが通り、トライフォーポイント(TFP)も決まって13ー13の同点に追いついた。
試合終了まで残り時間が少なくなり、同点での両校優勝かと思われたが、試合残り2秒から佼成学園のQB近田力がヘイルメリーパス。佼成学園のWR北川大智は、関学高ディフェンスバック(DB)陣と競り合いながらエンドゾーン内でボールを確保した。44ヤードの勝ち越しTDパスとなり、19ー13で佼成学園がサヨナラ勝利した。 優秀選手 三隅杯(優秀バックス)には、ラン15回73ヤード1TD、パス1回29ヤード1TDの佼成学園RB岩井零、 安藤杯(優秀ラインマン)は佼成学園レフトタックル(LT)近藤剣之介、敢闘賞には関学QB林孝亮が選ばれた。
アメリカンフットボール・マガジン編集部