ひき逃げ容疑などで男を逮捕した北海道警東署（札幌市）

　車同士の衝突事故で相手の運転手にケガをさせたにもかかわらず、車を乗り捨てて逃走したとして、北海道石狩市の自動車販売店社長の48歳の男がひき逃げなどの疑いで逮捕されました。 　男は12月9日午前10時ごろ、乗用車を運転中に札幌市東区の交差点でワンボックスカーと出合い頭に衝突し、運転手にケガをさせたにもかかわらずその場から逃走した疑いがもたれています。 　ワンボックスカーを運転していた30代の男性は首をねんざする軽傷です。 　警察によりますと、男は衝突後、現場からそのまま車で走り去りましたが、目撃していた別の車両の運転手が追跡。 　数百メートル追いかけられたところで男は乗用車を乗り捨て、走って逃走しました。 　追跡した車両の運転手が「事故を起こして逃げた車を追いかけたが運転手は車を置いて逃げた」などと110番通報。 　警察は放置された車のナンバーなどから男を特定し、翌日逮捕しました。 　調べに男は「交通事故を起こして車を置いたまま立ち去り警察に届け出なかったことに間違いない」などと容疑を認めています。 　警察は事故の状況や逃走した動機などを調べています。